私は以前、仕事で面接官をする機会が多かったのでその時の話をします。
面接に来る子達は、
音楽が好きで将来は自分達も歌手デビューしたい子達。
みんな芸能関係で正社員として働きたい子達なんです。
年齢は１６～２５位までですが、
場合によってはそれ以上でも応募してきます。
男子のみと書いてるのに、女の子や学校の就職関連からも応募は来ます。
その業界に入るには、志望者も多く、
正社員になるには、要普通免許、新大卒者という肩書きが大概の所にはあるんですが・・。
バイトから入ってガッツと機敏性があれば、小卒でもなれるんです。
だから、結構憧れて面接に来るんです。
面接後、即日からバイトできます。
面接で重視していた点は、
１人暮らしで、実家が遠く、近くに親戚等いない事。それと親の職業。
警察関連とかだとまずいですから。後はどうでも良いみたいです。
１週間ほど電話受付等の通常業務。
親切に対応してあげます。そして、１０日前後経ったぐらいに決行します。
日を置くのは、自分の近況を両親に連絡する期間が大体これぐらいで、
「みんな親切で、楽しいよ。明日からは忙しいらしいけど」等
必ず連絡をする期間を与えているんです。
そうする事で連絡が取れなくても、親は“あぁ一生懸命働いているんだぁ。”と
好きな道を選んだ息子をかげながら
応援するよう思わせるためです。
調教する人間は、その日まで優しく接します。
「お前このままじゃあ、首になるな」
というのが合図みたいな物です。
まず１日目～３日。
電話対応の事で、きっかけを作ります。
事務所以外に借りている調教部屋で、気を失うまで蹴り、殴ります。
気を失ったのを起こし、何度も数人で入れ替わり、立ち代り行います。
食事も水も与えません。寝かす事もありません。
バイト君が４日目に目を開ける事も出来なくなって、
初めて３時間ほどの睡眠を与えます。
そしてまた起こしては、怒鳴り、暴力を繰り返す。
大概１週間程度、水以外の物は与えません。
そして水を貰う為に、言われたとおりに言葉に反応して
すぐさま土下座や、真剣に教えたとおりの振り付けで
童謡「ちょうちょ」等大声で歌えるようになって、
初めて食事を与え、褒めちぎり、抱きしめたり睡眠を与えます。
そんな日々を調教師が奴隷になったと判断するまで続けます。
バイト君の平均は次のとおりです。
睡眠２日で２時間。食事２日に１食（おにぎり１個程度）水１日２回。
トイレ朝晩１回。約１ヶ月程度の調教の後、監視員付きで生活します。
家に帰る事は決してさせません。電話なども一切禁止です。
私語はもちろん禁止。言われた事以外の言動、行動を禁止。
親から会社に電話があった際には、台本を読ませて安心させます。
顔は殴られすぎて、肌は変色をし、黒いあざでパンダのよう。
髪の毛も燃やされたりで、体に無数に火傷のあともあります。
人によっては、骨折をしますが、自然治癒で病院にも行かせません。
爪をなくす者、目を片方失明する者もいましたが、
裁判になった事はありません。
みんな、隙を見て逃げ出すんです。
でも、実家にまで追いかけるんですよ。
「お宅のお子さんのお蔭で、これだけの損失を受けました。支払え」ってね。会社なので、嘘の損失書類を作るなんて朝飯前なんですよね。
警察沙汰になっても、本人の代わりに刑務所に入る人間も常備いました。
分っているバイト君たち（見せしめに、見せるんですよ。逃げても無駄だと）
は、実家には帰らないんですがね。両親もさぞ大変な日々だったでしょう。
変わりはすぐ、バイト情報誌に載せればやって来るので、深追いする事は少ないんですけどね。
TOPの人間の事を「尊師」と呼んでました。
調教の理由は、自分の為に死ねる人間兵器を作る事。
第２のオウム。宗教法人になる為です。
怖い話投稿：ホラーテラー 匿名係長さん
作者怖話