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短編1
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火事

相当昔の話。

川崎にすんでいた頃、小学生だった俺は毎日、地面に宝物がないか見ながら登下校していた。

毎日なんだけど、登校する時同じ時間にあうサラリーマンがいた。

そのサラリーマンはいつも煙草を吸いながら、少しすうと、ぽいと

タバコを捨てる。

そのタバコはいつも火がついていて、おれはいつも大人のまねをして足で踏みつぶして火を消していた。

そのサラリーマンは決まってある家の前で捨てる。

しかも植木のとこにだ。

あの日、俺はあのサラリーマンがタバコを捨てるのを

見ていたが、どうしてか

あのひだけ

消さなかったんだ。

その日

下校で、あの家が全焼したことをしった。

しかも、古い2階建ての木造で老夫婦が2人だけで住んでいて、一人は寝たきりだったらしい。

2人は死んでしまったことを毎日新聞で知った。

怖くなった、誰にも言ってない。

20年以上たってやっと言えた。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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