短編1
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義父

結婚してずいぶん経つが

最近義母の調子が悪く

同居することになった。

義母はずいぶん前から

脳腫瘍ができ足が

麻痺し寝たきり状態で

生活している。

そのせいか、義父は普通は人には見せられない物を簡単にポイと台の上に

置いていたりする。

同居にあたって

部屋を片付けていると

引き出しから

日記、写真が出てきた。

主人には見せていない。

というか見せられない。

まず写真。どう見ても

義母にはみえない

きれいな女性と仲良く

いるのがアルバムになって出てきた。

給料明細とともに出てきたのが

日記帳。

義父はもう一つの家庭をもち

主人より10つ違いの息子がいた。

離婚できずに苦しんでいた

ことがかかれていた。

怖かったのは

義母に飲ませていた鎮痛剤。

置き薬なんだけど

この薬、改良されて今は

安全とされたが

当時、副作用がでて新聞にも

載ったし、危険な物だったらしい。

商品名は言えないが

現在も改良され成分をかえ

置き薬として売られている。それを

毎日ビタミン剤

として飲ませていたようだ。

今は懺悔か

義父は介護をしている。

何年か前に主人が浮気したときに

「家庭を捨てるなんて馬鹿者が!」

と言ってののしったのに

あなたも浮気してたんですね。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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