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短編1
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千日前での出来事

まー、くだらない話だから、聞きたくない人は読み飛ばしてくれ。

ちなみに漏れは当時100キロの小錦体型だった。

あれは、二年前、夜遊びの後、終電がなくなって、千日前の某カプセルホテルに泊まっていこうとした時だった。

おいらは二階のゲーセンでエレベーターをまってたんだ。

ほどなく二十人乗りのエレベーターが到着した。

箱の中は従業員の二十歳過ぎの姉ちゃん2人と終電を逃した社会人の女性の計三人だけが乗っていた。

「お、すいてるやん」

そう、思って箱に乗り込むと体重オーバーのブザーがなる。

二、三回試したが、やっぱり鳴る

箱の中の人もこれはおかしいと訝しげな顔をしている。

その瞬間、箱の中から、おっさんの声で

「おまえ、重いねん」

としわがれた声が聞こえたと同時に箱の中の全員が外に飛び出した。

降りた乗客とお互い顔を合わせて、今あったことを確認してたんだが、 だんだん時がたつにつれて、みんな顔を赤らめて恥ずかしげに俯き加減で下を向き始めた。

女性も大変だなと思った一時だった

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名いんぽっぽさん  

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