続きです。
トンネルはシンとしていて少し肌寒い。何よりもとてつもなく暗い。黒い。暗黒しか言いようがない。
今は使われていないトンネルで周りは木々に覆われかなり不気味。
少しは伝わっただろうか。
俺達は、一瞬沈黙になったが異様な空気に耐えきれずモジモジウジウジしている俺の心中も知らずにA男が口を開いた。
A男「こえぇぇ!!なんココ!?むっちゃこえぇ!!テンション上がるわっ!!誰か一緒に向こうまで行こうや〜(笑)」
一瞬俺の脳裏をフル回転させて、このバカを霊的なもので呪い殺される妄想を繰り広げてみたが、どうしてもコイツが死なないので諦めた。
D女「行くぅ!!行こ行こ!!Cも行こう!?」
C女「で‥でも‥」
明らかに俺とBをチラチラと気にしてくれてラムネをモソモソと口に入れる優しいC女。
A男「○○とBは!?行くやろ!?」
俺「えーと‥俺は─
B女「行く行くー!!」
えぇーーーー!?!?
俺は先程まであんなにビビっていたはずのBに、これでもかっ!!つぅくらい会心のガン見をくらわした。
B女「ね!!○○行こよ」
俺「って、なにその百万ドルの笑顔!!つぅか、俺は車で待っとくからお前らで行ってこいよ」
あ‥続く(笑)
怖い話投稿:ホラーテラー まめさん
作者怖話