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短編2
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神霊学研究会 一枚の写真2

「Sさん、こんな事を言ったらMさんがいかにも誇大妄想狂みたいに思われるかもしれませんけど、あの人はただ者じゃないんだってそのうちわかりますよ」

「どうただ者じゃないわけ?」

「いや、僕が説明しなくても、そのうち分かりますって・・・それよりSさん」

「ん?」

「○○湖探索の計画たてましょうよ」

俺はサークルの事が信用出来ないっていうか、不気味で仕方なかった。あの部長、おかしな宗教団体でも立ち上げる腹なんじゃなかろうか?だとすりゃ俺は、へたすりゃカルト教団の一員だ。それだけは御免だ。

Kは俺の顔をじっと見ていたが、突如、驚くべき事を口にした。

「大丈夫です、Mさんはへんな宗教団体を興すなんて考えてませんし、Sさんを活動家にするつもりなんてさらさらありませんから」

(!)

こいつ、俺の心を読んでやがる!!

Kはニタニタ笑いながら言った。

「Mさんと付き合ってると、これくらいは誰にでも出来るようになります」

「ちょっとトイレ行ってくるわ」

俺は席を立つと、ダッシュで店を飛び出した。

(アア!気味悪〜!!)

俺は大学の校舎裏にあるアパートの、自分の部屋に飛び込むと鍵をかけた。

身体が小刻みに震えていた。今まで経験した事の無い恐怖だった。

(何なんだ?あいつらは!!)

俺はジャケットを脱ぎ捨てて、ベッドに潜り込んだ。その時チカ!っと左目に針で刺されたような痛みが走った。

痛みはすぐに収まったが、そんな事今まで一度も無かっただけに、ただただ薄気味悪かった。

その夜、俺は生まれて初めて金縛りというものに遭った。

すみません、後二回程で終わる予定です

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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