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短編2
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じいちゃんとの思い出

これは、私が大学生の時に体験した話です。

私は、盆休みに九州の実家へ帰省し、久々の故郷での生活を楽しんでいました。

友人宅で朝まで酒を飲む日もありましたが、

だいたいの寝床は、弟と過ごした子供部屋です。

当時、すでに兄弟2人共、実家を離れていたので、その日は私一人、床につきました。

腕枕をしながら、ふと窓の外に目をやりました。

田舎の星空は言い様がないほど美しいのですが、その日は別格でした。

約1秒間隔で流星が見れたのです。

今日は願い事のバーゲンか、やっぱり田舎は良いな、などと考えているうちに寝てしまいました。

ふと、マブタ越しに、懐中電灯の光のようなものを感じました。

眩しいな、と思い、

焦点の合わない目をこすりなが体を起こすと、

いまだ満面の星空のぞく窓から、ポォーっと黄色い光が差し込み、

私の布団全体を照らしていました。

その現象については、

いろいろな事が想像できますが、

その時の私は、

あ、じいちゃんか。

と、亡くなった祖父の事を考えていました。

私を包み込む、日光のような温度を感じる暖かい光。

懐かしさを感じながら、心穏やかに眠りについたのを覚えています。

次の日、帰省した弟も含め、家族揃って、母方の墓参りに行きました。

優しかったじいちゃんは、今もそこに眠っています。

その夜、親戚の家で起こったじいちゃん話は、別途投稿させて頂きます。

怖い話投稿:ホラーテラー U3さん  

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自分の亡くなったじいちゃんの事を思い出しました。いいお話です。

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