これは私が高校生の時に体験した話です。霊的なものではありませんが、怖かったので書かせていただきます。誤語、脱字、等あるかもしれませんが、よろしければ暇つぶしに読んでください。
高校に入学して初めての夏休み。私はかなり浮かれていた。つい最近、大学生の彼氏ができたらだ。
出会いは私が通り魔に襲われそうになったのを助けてくれたのがきっかけでした。携帯番号をお互い交換して、連絡を取り合い、デートを重ねるうちに付き合う事になりました。
夏休みだし、旅行に行きたい!お祭りも行きたい!遊園地も行きたい!プールも行きたい!その前に痩せなきゃ~!なんてハシャイでいました。
彼氏はとっても優しい人で私のことを凄く大事にしてくれていました。いつも優しい顔でニコニコしていました。そんな優しい笑顔に私は癒されていました。
私は彼氏の事が本当に大好きだったんです…
そして夏休み初日、私は彼氏の家に泊まりに行く事になりました。ウキウキで用意して彼氏の家に行きました。
DVDを見たりお菓子食べたり他愛もない事してたら、彼氏がお茶がきれたから、ちょっとコンビニ行ってくるという事になり私は一人、家で待つことになりました。
一人でボケ~としながら彼氏の帰りを待っていました。私は結構な怖がりで寂しがりでしたから、早く帰って来ないかな…やっぱり一緒について行けばよかったと、後悔していました。
と、その時でした隣の部屋からガチャンと物音がしました。一人だった私はかなりビビッていました。
ですが、気になったのでその部屋の扉を開けてみると、人らしきものが倒れています。私は心臓がとまりそうになりました。
部屋の扉をしめてベットに潜り込みました。
今のは何?!人が死んでた?!髪長いから女の人だよね?!どうゆうこと!どうしたらいい??落ち着こう…落ち着くんだ自分!大丈夫だから!と言い聞かせながら気持ちを安定させました。
そして念のためにバットを構えながらもう一度あの部屋に行くことにしました…
暗くてよく見えないので、気をとりなおして電気をつけ見ると、それは人ではなく制服を着たマネキンでした。
私は一気に体の力が抜けてとりあえずホッとしました。
だけど何故マネキンがあるんだろうと不思議に思い近寄ろうとした時、私は唖然としました。
私は唖然としました。壁一面に、私が写ってる写真が大量に貼られていたからです。
何これ?!一体いつ撮ったの…?混乱しながらもとりあえず横たわってる人形に近づいた時また唖然としました。
その人形があまりにリアル過ぎるからです。体は人形なんですが、顔があまりにもリアルなんです。怖いくらいに…
しかも私に顔がそっくりなんです。目の形、鼻の形、顔の輪郭、唇、ホクロの位置までとにかく私みたいな顔してるんです。どう表現したらいいのかわかりませんが、とにかく顔だけがリアル過ぎて怖いんです…体は布?みたいな柔らかい生地なのに…
それだけじゃなくて胸あたりに包丁が刺されていて、髪も長さがバラバラに切られいました。
あたりを見渡してみると、一体だけでも気持ち悪いのに同じような人形がいくも転がっていました。
顔がぐちゃぐちゃになってる人形や、足がない人形や指だけが切られている人形や針が何百本と刺されている人形
でも全ての人形に共通点があるのはとにかく顔だけがリアルで私に似た容貌をしている事、そして壁に大量に貼られている私の写真…
異常だ…
私は怖くなり一刻も早くこの家から出ることにしました。とりあえず荷物をまとめて出ようと考えて私は立ち上がりました。
ドアの方へと振り返った時、私は心臓が止まりそうになった。いつからいたのか…彼氏が優しい笑顔で立っていました。でもいつも癒されるはずの優しい笑顔は歪んでいました。私は体が硬直して動くことが出来ませんでした。
『見た?見た?見た?』
『見た?見た?見た?』
『見た?見た?見た?』
彼氏はずっとうわ言のように繰り返しています…私は後ずさりました。彼氏は構わず近づいてきます。
『見た?見た?見た?』
『見た?見た?見た?』
『見た?見た?見た?』
壊れてる…この人は異常だ。私このままだと殺される…
そう思った瞬間、体は勝手に動いていました。私は窓をあけて飛び降りました。6階という高さから…
続く
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話