最初に…
文章書くのに慣れてなくて読みにくいかも…
スミマセン…
本題はいります。
俺、地元が神奈川で職場が東京の、上野だったんだよね。
で、上野って有名な演芸場が有るのよ。演芸場っていうのは、噺家さんが出てきて落語やる…吉本でいうところの、ルミネやNGKみたいな所。
土地柄、落語家が多いんだよね
当時、飲み屋で働いてて、よく有名な噺家さんがキャバクラのアフターで、女の子と飲みに来たりして仲良くなったんだ。
ある日、その内の一人が珍しくピンで来て飲んでたんだよね。珍しいな…と思いながらダラダラ話してたら…
ふと…「世の中には、話しちゃならない噺はゴマンと有るが…本物は、指の先程も無いんだょ…興味有るかい?」
なんて、言うから無言でいると、こんな話をしてくれた。
ある、噺家さんが初めて高座に上がる前日、何の噺をするか悩んでた。噺家にとって初めて高座は、気合いが入るもので並みの噺じゃ師匠に何言われるか解らない…
で、別の師匠に訳を話して、何か良い案はないか相談した。
そしたら、誰も高座でやったことの無い噺なら有るよ…
厳密に言うと、前に一人やっている…
「でもね…何があっても知らないよ…それで良いなら三万円で良いよ…」
コレには、食い付くよね?だって誰も知らないんだからさ。
その内容が古典落語の「死神」の話し。この話しが表なら「裏死神」みたいなものらしい…
何でも、第二次大戦中は、あらゆる娯楽が禁止されて落語も例外なしだったんだって。
で、全て浅草にある「噺塚」に納めたらしい。
もともと、「噺塚」に納めてたのは「裏死神」の様に曰く付きの落語ばかり、百話以上…それを終戦後、何話か持ち出したうちの一つなんだって。
で、差しだして来たのは、厚みのある薄汚れた封筒。
「あんた…明日の高座で、この噺やっても良いけど…死ぬよ…有名な〇〇師匠は、この噺して高座降りた直後に亡くなってるからね…」
「…じゃあ、何で師匠は生きてるんですか?」
「書くのは良いんだよ……口に出して、話しちゃダメなのさ!!」
この話しは、林屋一門の有名なアノ人が封筒と、一緒に話してくれました。
怖い話投稿:ホラーテラー エセ蝦夷人さん
作者怖話