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短編2
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じいちゃん

まだ物心付き始めの頃

家族に激怒された記憶がある。

ちょうどその時じいちゃんは死んだ。

なぜかは教えてもらえなかった。

教えてもらっても理解できなかったからだ。

だが今はもう高校生。

そんな事は忘れていた。

そんなある日じいちゃんの法事が行われた。

来る人皆が自分だけを避ける。

なぜかは気にならなかった。

そんな時親戚の人の話を立ち聞きしてしまった。

「あら〜あの子が....」

「シーっ!聞こえるわよ。」

「始まるから行きましょ。」

さすがに疑問だった。

別に今まで何も悪いことはしてきてない。

勉強もそこそこでき、有名な高校へ入った。

近所では、自慢の息子って噂だ。

尚更気になり、父親に聞いてみた。

自「今までに何か悪いことした?」

父「どうしたんだ急に。それよりさっさと準備しろ。始まるぞ。」

自「.....もしかして...俺とじいちゃんが死んだこと関係ある?」

父親は驚いた顔をし、しばらく沈黙が続いた。

そして、父親が重たい口を開いた。

父「お前も高校生だからな。いつかは話しておかなければおかないと思っていた。」

沈黙が広がる。

父「記憶が無いかもしれんが....じいちゃんを殺したのはお前だ。」

頭が真っ白になった。

父「この際だ。全部言うぞ。」

「お前はじいちゃんと外で虫取して遊んでいた。

その時俺も外にいたからよく覚えてる。

じいちゃんが網でトンボを捕まえた。

それをお前に見せようと振り向いた。

振り向き様にお前は右ポケットから、

刃渡り10センチの柄が赤色のナイフを出して刺したんだ。

俺は必死に止めようとした。

けど力が強くて振り払えなかった。

そんなお前は楽しそうな顔をしながら、何回も刺していたよ。

記憶がないなら嬉しい限りだ。」

自分は話が信じられなくて外へ出た。

道端に座り込んで気持ちを落ち着けようとした。

しかし右ポケットがなぜか重たい。

手を入れてみると

刃渡り10センチ柄が赤色のナイフが入っていた。

その後精神病院に入院した。

入院してもう6年目か......

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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