初投稿のうえ、文章まとめるのも上手ではないので、判りにくく読みづらかったらスミマセンm(_ _)m
2ヶ月程前に私が体験した話です。
2ヶ月程前に私は、某体育館のインストラクターに採用されました。時給も良く社会保険もあり好待遇で意気揚々と初出勤しました。何よりも、チーフインストラクターが、私が以前働いていたスポーツクラブでもエアロビクスを担当していた方だったので、知っている人が居るという安心感がありました。
しかし、初出勤で体育館に入っていった時、薄暗く重たい空気を何となく感じました。この体育館は結構古く、10年以上前にも来たことはありますが、
「こんな雰囲気だったかなぁ?もっと明るいイメージあったけど…。まぁ、古いしそのせいかな?」
とあまり気に止めませんでした。
その後チーフインストラクターに今後の仕事の説明を受けていた時に、ふと
「Aさん(チーフインストラクター)ってこんな顔だったっけ?」
と違和感を感じました。Aさんは気が強そうな感じの方なんですが(実際気の強い方ですが)その時は、本当にキツそうな感じで仕事でなければ関わりたくないタイプに思え、
「以前から知っている人なのに。今までこんな風に感じたこと無かったのになぁ…。私自身、環境変化の緊張感で神経が過敏になってるのかな?」
とその日に感じた様々な違和感は緊張のせいだと思っていました。
しかし、出勤を重ねるにつれ私は体調に異変を感じ始めました。自分の声が自分の声ではない(私は女性ですが、男性のような声に感じました。)ような感覚に度々襲われたり、微熱が続いたり、一度高熱も出たため、病院へも行きましたが、これと言った原因はなく「極度の緊張と疲労でしょう。」とのことでした。
実際、私は昼間は仕事、夜は夜間の専門学校に通い、かなり仕事と勉強の両立に不安を感じていたため、医者の診断には納得していました。以前やっていたスポーツクラブのレッスンは曲も動きも決まっているので、覚えるだけなのに対し、体育館インストラクターの仕事は自宅や休みの日でも、自分で曲を選び、レッスンの構成を考えレッスンの練習をやらなければならないので、学校の復習(医療系の学校なので復習は必須)の時間が取れなくなるのが一番の不安要素でした。
先輩インストラクターが言うには、今まで学生はおろか掛け持ちの仕事を持ってる人は「この仕事以外にやるべきコトを持ってる人は、体育館インストラクターを出来るわけがない。」と採用面接で落とされていたそうです。何故50人以上いた応募者の中から経験があるとは言え私が採用されたのか、私も先輩インストラクターも不思議でした。
とにかく、体調不良は緊張と不安から来るものだと思っていました。たまに人の気配や視線を感じたり、寒気がしたりしたこともありましたが気のせいだと自分に言い聞かせていました。
ある日先輩達と雑談していた時に
「そういえば知ってる?チーフって霊感強いんだよ〜。しょっちゅう『あ、あそこにいる』とか『やべ。目ぇ合った。でも来ても追い返すけどね。』って言ってるし、怖いよね〜!」
という話があり、実際そうゆうことを言うチーフをスポーツクラブでも体育館でも何度か見かけたことがありました。
休日に友人の所へ遊びに行った時のことです。会うなりいきなり
「お前どうした!?何か顔変だぞ!」
と言いましたが、いつもの冗談だと思い
「え〜?いつも変じゃないデスかぁ。何を今更。」
と言うと
「バカ!冗談で言ってんじゃねえよ!顔怖ぇよ!!最近何かあったか?」
と、かなり霊感の強い友人に本気で言われ、怖くなり職を変えたこと、職場で感じた違和感などを話しました。
話し終わった私に友人は
「その職場で働き続けるなら、極力チーフインストラクターのAさんには関わるな。って言うか、霊が見えるからって、その事を口にする奴は霊を引き寄せてること多いから近づくな。お前は結構憑かれやすいタイプだしな。」
「え?どーゆーことですか!?」
「お前が霊だったら、自分(霊)の事が見えるって言ってる奴と見えない奴のどっちが『自分(霊)を救ってくれるかも。すがりたい』って思う?」
「…見える方。見えないんじゃ存在自体気づいてもらえないし。」
「だろ?見えるって言うから期待して近づいたのに、『私は何も出来ないから来るな!』みたいな感じで追い返されんだぜ?で、近くに見えなくても憑きやすそうな奴がいたら憑いちゃうだろ。つまり、Aさんは寄せるだけ寄せて、お前に丸投げ状態。」
「ぎゃーーーーーーーーーーっっΣ(゚□゚)!!!!……でっ…でも、霊感強いAさんは私に憑いてるの見えてるはずなのに…何も言わないよ。」
「見えるって嘘だろ。いるじゃん。見えないのに見えるって言う奴。注目浴びたいのか分かんねーけど。本当に見える奴は見えても言わないことが多いし。でなきゃ、お前嫌われてんだろ。チーフに。」
「なんてこったぁぁぁ°・(ノД`)・°・どっちにしろショック!」
この数日後、退職を決心させる出来事が起こりました。
続きます。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話