あれはわたしが中学二年のときに体験した出来事です。
そのときわたしの親は共働きでした。
ふたつはなれた兄とむっつはなれた弟がいます。
兄は高校生でバイトもしていたので帰りはいつも10時ぐらいでした。
一時期母と父が忙しく夜中までかえってこないことがありました。その日は弟と2人きりで過ごしていたのですが弟がお風呂に入っているときのことです。
家は三階建ての一軒家なのです。
三階でわたしは携帯をいじっていました。
すると障子がいきなりカタカタと音をたてました。
わたしはどうしようもなくビビリなのでその音に素早く反応しました。
風かなと思い障子を開けてみると窓は開いていません。
なんだか怖くなって深く考えないようにしました。
それから五分後ぐらいに弟がお風呂からあがってきました。
わたしもお風呂に入りました。わたしはいつもお風呂にはいるときは携帯で音楽をながしながら入ります。
曲も三曲目に入ったときです。
携帯からの音楽が途切れ途切れになり途中でノイズが入るようになりました。
そのノイズになにか人の声が聞こえたように思います。
わたしは急いでお風呂から上がり弟のもとに駆けつけました。
それでわたしはひと安心。
何だったんだろうと思い携帯をいじります。すると気づけば弟はもう寝ています。
わたしも寝るために三階に移動します。
三階につくと障子になにか人影のようなものが映っています。これはやばいと思い弟のもとに駆けつけます。しかしそこには弟の姿はありません。
(確かにここに寝てたのに)
すると携帯に電話がかかってきました。
非通知からです。
出るとさっきと同じノイズ混じりの声でまずは「まずは1人目」
といいました。
すぐにお母さんに電話するとまたノイズが聞こえてきます。
「2人目」
勝手に電話がきれ次はメールがきました。
『キミノカゾクコロシテアゲヨウ』
怖くなり携帯を床に打ちつけて壊しました。
でも次は家の電話にかかってきました。
その電話も壊すとわたしの後ろになにか気配を感じます。
後ろを振り向くとわたしはそこで気を失いました。
わたしは病院のベッドで目を覚ましました。隣を見ると母と父が泣いています。
母(死んじゃったよぉ)
父が警察の人とはなしています。
警察(長男さんは駅のホームでだれかにおされたかのように線路に落ちたぞうです。また次男と三男さんは部屋で血まみれになってお亡くなりになられたそうです。)
わたし(えっ…次男…わたし…死んだのか…)
怖い話投稿:ホラーテラー モアイ像さん
作者怖話