初めて投稿させていただきます…。最初に書きますがあんまり怖くないです。
これは私が小学5年生の時の事です。
その日、私は風邪をひいて休みました。
両親は共働きで私は一人きりでした。
ずっと寝ているのにも飽き、テレビを見てみたり冷蔵庫を開けてみたりしていましたが、夕方になって急に気分が悪くなり横になりました。
苦しくて半泣きになりながら唸っているとお腹の辺りに、ずん、と重いものが乗った感じがしました。
びっくりして目を開けると、お腹の上に5、6歳くらいの着物を着た私より小さい男の子が。
『お姉ちゃん、大丈夫?』
と心配そうに私の顔を覗きこんできました。
私が唖然としていると、
『何してるの、行くわよ。』
と同じく着物を着た痩せた女性が、ぬぅっと壁から現れ男の子の手を引いて消えていきました。
男の子は消える時も心配そうに私の事を振り返っていました。
そのあと急に気分がよくなって風邪も治ったんですが、あれはなんだったんでしょう?
私は熱で幻覚でも見ていたんでしょうか。でも男の子が着ていた着物の柄は今でもはっきりと覚えてるんですよね。
でんでん太鼓みたいな模様でした。
怖い話投稿:ホラーテラー ぬりかべ女さん
作者怖話