トラックで荷物の運送業をしているある男が岐阜県のある山中を通りかかった時
「カリカリカリ」
左のドアを引っ掻く様な音がする。気のせいだと思い車を走らせて荷物を依頼会社に届けた。
その時、左のドアを見てみると明らかに何かで引っ掻いた様な跡が残されてある。
不気味に思ったが、再びトラックに乗りエンジンをかけた。
そして数分後。さっきの山の中を走っているとまた
「カリカリカリ・・・」
例の音がする。
走り続けると次はどこからか視線を感じる。
「カリカリカリ・・・」音が酷くなり、ふと下に視線を降ろすと
左ドアの三角窓から白い目をした男がこっちを向いて笑っていた。
怖い話投稿:ホラーテラー 百鬼夜行さん
作者怖話