友達に聞いた話を思い出したので、投稿します。
確か有名人の話だったと思いますが。
初めての投稿なので、文が分かりにくい点は先に謝っておきます。
ある夜、Aさんの友達のBさん(男)がAさんに呼び出された。
深夜1:00だったのですが、暇だった為にBさんはAさんの部屋に行くことにした。
Aさんの家はBさんが今いる所から近いアパート。
Bさんはすぐにそのアパートに着いてエレベーターに乗った。
そのアパートのエレベーターは扉の所に窓が付いている型のものだった。
Bさんはエレベーターに乗って、Aさんの部屋がある5階のボタンを押した。
その時
小さな男の子がエレベーターに向かって走ってきた。
Bさんは
『こんな時間に1人でいるなんておかしいな?』
と思ったけど、あまり深く考えなかった。
エレベーターに乗るのかと思ってずっと待ってたが、男の子はエレベーターの手前で立ち止まって動かない。
『いいのかな?』
と思ったが、早くAさんの部屋に行きたいのもあってBさんはエレベーターを閉めた。
エレベーターが5階に向かって動きだした。
しかしその時、何故かエレベーターが2階で止まった。
深夜だから各駅停止になっていた訳ではない。
開いた扉の外を見たBさんは驚愕した。
1階で見たあの男の子がまたエレベーターの前に立っていたのだ。それもさっきより少し近付いたような感じがする。
Bさんは少し怖くなって急いで扉を閉め、5階のボタンを押した。
だが、また3階で止まった。
しかもあの男の子がもうすぐ自分の目の前まで迫っている。
うつむいているため顔は見えないが、それがまた恐怖心を煽った。
Bさんは無我夢中で扉を閉め、5階のボタンを押した。
『次止まったら絶対にあの子が入ってくる!!』
Bさんは扉を閉めるボタンを連打した。
すると、エレベーターは4階を通過して何も無いまま5階に到着した。
『よかった!』
とBさんは思ったが何かがおかしい。
扉が開かないのだ。
もぅとっくに5階には着いているのだが、扉が開く気配が無い。
そして。。。
窓から外を見たBさんは見てしまった。
あの男の子が下からBさんを睨んでいたのだ。
その時
エレベーターの窓が思い切り叩かれた。
男の子の手の跡がくっきりと赤く窓に残された。
そして、エレベーターの扉が開いた。
Bさんが外に出ると、そこにもう男の子はいなかった。
そして、エレベーターの窓に近付いたBさんは更なる恐怖を体験することになる。
その男の子の手の跡は、エレベーターの内側から付けられていたのだ。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話