多くのコメントありがとうございます。
下手な文章で、読みづらいことも多々あると思いますが、ご了承ください。
再度、ご確認させていただきますが、これは全て実話であり、少し悩んでもおります。
もし、似たような話をご存知の方がいらっしゃれば、是非教えていただきたくおもいます。
今回の話は、恐怖というよりは、不気味に近いかもしれません。
2年前の話です。
僕は、近くのレンタルショップで借りた、あの女優Mさんが主演を演じていらっしゃる、携帯電話にまつわるホラー映画のDVDを自室で見ていました。
季節は夏です。
外はとても暑く、僕はその場の雰囲気作りのためにも、部屋を締め切り、エアコンをかけ、カーテンを閉めて映画を見ていました。
…2時間経ち、映画は終わりました。
僕はその恐怖から、しばらく余韻に浸っていました。
ボーっと…ただ何も無い部屋の天井を、じっと眺めていました。
外は日が傾きだし、部屋は薄暗く、音も無いこの部屋で、ただ何も考えることなく…
「?」
ふと、何かの音を耳にしました。
トットットットットットット…
「何だろ?」
無音の状態から、突然聞こえてきたので、少し不気味に思いながらも、その音を探しました。
トットットットットットット…
僕は、天井を見上げました。
その音は、僕の部屋の天井、屋根裏からしているようでした。
ドッドッドッドッドッドッド…
何やら、さっきより音が大きくはっきり聞こえてきたように思いました。
それでわかってきたことが…
どうやらその音は、屋根裏の僕の部屋の隅から隅を、何かが何度も何度も…往復を繰り返しているようでした。
ドッドッドッドッドッドッド…
ドッ‥ドッ‥ドッ‥ドッ‥ドッ‥ドッ‥ド‥
音がさらにはっきりしてくると同時に、その何かの歩幅?も大きくなっていました。
「ネズミかな?」
最初はそう思っていました。
しかし、その音がはっきりしてくるごとに、ネズミにしては歩を踏む重みが重く、歩幅も大きいように思いました。
ドッ‥‥ドッ‥‥ドッ‥‥ドッ‥‥
「猫かな?」と思った次の瞬間でした。
ドンッ‥‥ドンッ‥‥ドンッ‥‥ドンッ‥‥
明らかに、猫の歩幅でもなく、重みもかなりの重みを帯びた音が響きました。
ドンッ‥ドンッ‥ドンッ‥ドンッ‥
だんだんその足音?は歩を早め、
ドンッドンッドンッドンッ‥
音は、はっきりしすぎるというくらい大きな音をたてて、相変わらず部屋の隅から隅を行き来していました。
「泥棒!」
そう思い、母親を呼びバッドや木刀を用意していると、母親は呆れた顔をして‥
「あんた、何言ってんの?うちの家の屋根裏は、入れないようにしてあるし、屋根裏って言っても高さ30cmくらいしかないよ?走ってるなんてバカらしい‥」
僕は、不思議に思いながら部屋に戻ると、音はなくなっていました。
ときどき、屋根を猫や鳥が歩くことはあります。
しかし、その度思います。
あの足音は、絶対に僕の部屋の天井の一枚板の上にあったと‥
そして、その何かはいつからいて、またどこへ行き、今はどこへ‥
今もまだ‥上に‥?
怖い話投稿:ホラーテラー しょうさん
作者怖話