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中編3
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わからない

僕の投稿を読んでいただき、ありがとうございます。

中には、真剣に「なぜ?」ということを共に考えていただける方も、いらっしゃって大変ありがたく思います。

本当にありがとうございます。

ただ…これを最後の投稿にしようと思います。

他の僕の投稿のコメントを拝見し、たしかに自分自身何かがあるのではないか、と思ってしまっているために、過剰に感じてしまっているだけのようにも思えてきたからです。

いや、そう思うようにします。

我が家には、たくさんのポルターガイスト現象?があります。

それは僕だけでなく、家族みんなも聞いているようです。

そのような小さな話も含めれば、まだまだ数多い話がございますが、それも気のせいと思うことにします。

正直、自分がよくわからなくなってきてしまってるので。

最後は、霊とは恐らく関係の無い、不思議体験です。

2年前の夏。

塾のアルバイトをしている僕は、朝からずっと夏期講習で、塾に働き詰めの毎日でした。

その日も、朝から塾で授業をしていました。

携帯電話を見たのは、夜の9時でした。

1通のメールが来ていました。

当時、テニスサークルに入っていた僕は、塾が忙しく、参加することができなかったのですが、そのメールはサークルの友人からでした。

「あんな、今日借りたDVDやけど、いつ返したらいい?」

このような内容が書かれていました。

今日一日、塾にいた自分には意味がわからなく、たぶん送り間違いだろうと返事をしました。

ところが友人は、送り間違えていないといいます。

友人いわく、昼頃にサークルに行くと、僕が一人で既にコートに来ており、ブツブツ独り言を言って、ベンチで何かDVDを眺めていたそうです。

友人は、その僕に話しかけると、「このDVD楽しいから、見てみ」と言い、渡されたそうです。

何も書かれていないDVDを渡され、友人も不思議に思いましたが、僕の「見たらわかる」という言葉で、借りることにしたそうです。

その後、他の仲間もコートに来て、僕も一緒にいつも通り練習をし、ついさきほど練習を終え、僕も含めて一緒に帰ったそうです。

僕と別れたあとに、DVD借りたのを思いだし、このメールを送ったらしいのです。

しかし、僕は今まで塾にいました。

意味がわかりません。

友人が嘘をついていると思い、翌日サークルへと向かいました。

続きます。

サークルに行くと、すでに友人や先輩たちが来ていました。

「久しぶり。」

僕がそう言うと、みんな笑い、昨日会っただろと口々に言いました。

みんなまで…

そう思いました。

練習が始まり、友人や先輩は「昨日の話だけど…」と話しかけてきました。

しかし、僕は昨日会ってません。

「昨日?」

と言えば、みんな笑って馬鹿にするので、もう言うのはやめました。

普段絶対に嘘を吐かず、嘘を吐けばすぐに顔に出る先輩ですら、真顔で昨日の話をしてきます。

あまりに意味がわからなくなってき、僕は本当のことを言いました。

昨日は、塾にいたということを。

しかし、誰も信じてはくれません。

まるで僕が嘘つき扱いです。

そうこうしていると、昨日メールを送ってきた友人が、遅れてやって来ました。

彼はうつ向いたまま、僕に近づき、僕に何かを押し付けてきました。

DVDでした。

そして、友人は言いました。

「昨日、あのあとこれ見たんだ。でも…なんで?」

「なにが?」

「ここに出てきてるの、俺なんだよ。俺が自分の地元や自宅の紹介してる。俺…こんなの撮った記憶ねぇよ」

全く意味がわからない。

その異様な空気を先輩は読み取ったのか、

「貸せ。俺が確認してやる」

と言いました。

その日は、先輩にDVDを預け、翌日またサークルへ行きました。

先輩がいました。

先輩は怒っているようで、僕の胸ぐらを掴み、怒鳴り付けました。

「どうなってんだ!!出てきてんのはアイツじゃなく、俺じゃねぇか!!あんなの俺知らねぇぞ!!」

結局、そのDVDは先輩が腹を立て、割ってしまったそうです。

友人と先輩が言うには、以前会った僕も、DVDの中の友人や先輩も…満面の笑顔だったそうです。

今でも意味の分からない話です。

まぁでも、みんなの思い過ごしだといった具合に、忘れることにします。

今までありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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