キャンプ三日目深夜・・・
私は目が覚めた。原因は相川の声だった。と言っても寝言なのだが・・・ひどくうなされている。大量の汗をかいている。
私は相川をさすって起こした。起きた相川に
『うなされてたけど、大丈夫?怖い夢でも見た?』
相川は頷いた。私は『気分転換に少し夜風に当ろうか?』と相川をコテージの外に誘った。
相川と二人で話している時に突然、悪寒が走る。
カタッ
相川に謎の音が聞こえて来た事を確認しようと・・・
カタカタッ、カタ、カタカタカタッカタッ、カタッ、カタカタッカタカタカタカタッ。
音が増え、意識が薄れる。私の薄れゆく視界に映った相川は不安な表情だった。
私が気付くと、景色は早朝三時から五時にかけて、日が昇る前の薄明かりだった。
キャンプ三日目早朝・・・
目の前にはコテージがある。相川はいない。私は急いで二人の元へ向かった。
コテージに入り神谷、上野(兄)を起こす。恐怖を伝えようと・・・
二人の様子がおかしい。私から離れようと後ずさる。上野(兄)は
『オマエェ!チカヅクナァー!!!』
???
そういえばずっと右手が重い。
???
カタカタッ!カタッ!カタカタカタッカタッ!カタカタカタッ!カタッカタカタッ!カタカタカタッ!
謎の音は激しく鳴り響いた!!
キャンプ三日目(傍観者)・・・
気が付くとコテージにいた。自分達で借りたコテージではない。明らかに違う。
部屋に並べられた簡易長テーブル。
真っ赤に染まった床。
ビニール製のエプロン。のこぎり。包丁。
テーブルに並ぶ頭。
左から沢田、大村、上野(弟)、斎藤、相川、神谷、上野(兄)。
一部始終を監視した傍観者は思う。
『訳がわからん。下らない。やっぱりね。オチ読めた。』
携帯画面を見ている傍観者は、謎が解決しないまま結末を迎える。
完
【解決編】
1、最後の意味が分からない?→ テーブルに並ぶ頭。つまり名前の頭文字をイニシャルにして続けて読んでください。SOUSAKU(創作)。
2、傍観者とは誰?→この作品を読んで下さったアナタ。
3、犯人は?→私。携帯の中の文字(登場人物)を消した存在。
4、謎の音カタカタは?→携帯のボタンを押すイメージの音。
5、消えた車は?→設定不足です。スミマセン。
6、右手が重いのは?→相川の頭を持っていたから。(携帯ボタンの打ち疲れ)
7、スペースや始めの人物紹介などはいらないのでは?→大きく開けたスペースは意識がなくなる演出。人物紹介はオチのヒント。もしくは構成力不足。
8、タグ【本当にあった怖い話】は?→まず、創作のタグがなかったので。次に、始めからオチがばれても微妙。そして、犯人(私)と傍観者(アナタ)は実在する人物と考えたので。
9、ここまで読んだけど意味が分からない。→私の文章力不足です。申し訳御座いません。
最後まで読んでくれて、ありがとう御座いました。上記以外にも気になる点が御座いましたら、コメント欄にてご質問下さい。
m(__)m
END
怖い話投稿:ホラーテラー ティーリリリィさん
作者怖話