ある日女が学校から帰ると、机の上にノートが開いたまま置いてあった
そこには「コロス」という文字が書いてある
怖くなった女はそれに「ケ」を書き足して
「コロスケ」にしてしまった
コロ助と言えば、キテレツ大百科の可愛らしいサポートキャラ
これでもう怖くない
女はホッと一息ついて、寝た
次の日、目を覚ますと
昨日付け足した「ケ」が消されていて「コロス」という文字が残されていた
女は怖くなり、今度はボールペンで「ケ」を付け足すと、会社へと向かった
そして帰宅する
今度はそのボールペンで書いた「ケ」が修正液で消されていた
女はちょっとイラっとして
その修正液をカリカリと削り、今度は横にコロスケの絵を描いた
そして就寝
朝、起きるとノートのコロスケの文字はそのままだが、コロスケの絵は半分が消されていた
恐らくその絵を消す途中で液が切れたのだろう
女はそれを一瞥すると、勝ち誇った顔で会社へと向かったのだった
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話