あなたは「出会い系サイト」をやったことがありますか?
「素敵な異性に出会えたら」そんなことを期待したりして気軽な気持ちでやってはいけません。
最近では物騒な事件が多く、ニュースや新聞などを見るたびに相手の顔が見えない世界の恐ろしさを思い知らされます。
もし、その相手がこの世の人でなかったら・・・
これはある男性が体験した怖い話です。
その男性は、都内の1ルームのマンションに住む30代前半独身のバリバリ働く商社マン。容姿も悪くなく学生時代は結構やり手のプレイボーイだったが、現在は彼女がいない。
そんな彼は女っ気のない生活に嫌気がさしていたので、携帯で「出会い系サイト」を検索し、そこで見つけたサイトに会員登録し、同じ都内の地域ですぐに会えそうな女の子を探した。
しかし、男性会員はポイント制のため女の子のプロフィールを見ようとするとポイントがどんどん減ってしまうため不用意に検索することができなかった。おまけに明らかに「サクラ」が書いたような文章ばかり並んでいたので、とりあえず、自分のプロフィールを載せて逆に向こうからのアプローチを待った。
30分くらいたった頃か。携帯が鳴った。「サイトからメールだ!」高ぶる気持ちを抑えながらゆっくりメールを開いた。題名は・・・
【匿名(女性)‐歳代】
「なんだ、匿名?歳もわかんねーのかよ。またサクラか。」とテンション下がった男性は本文を開いた。
【イマカライッテモイイ?】
男性はこのサイトはサクラしかいないんだなと思い、「この暇人バカをからかってやろう!」そう思い、
「来れるもんなら来てみろ!バカ!女のふりしてんじゃねーよ気持ち悪ぃーな!殺すぞ!」と男性はすぐに返事を書いた。
しばらくすると、またメールが届いた。
今度は写真付きのメールだ。題名と本文は全く一緒だったが、写メがついていたので、開いた。
「んっ!これは・・・」
男性はすぐに気が付いた。近くの公園が写った写メだった。少し気味が悪くなった男性は返信するのをやめた。すると、しばらくしてまた携帯がなった。同じ相手からだ。今度も写メつき。
少し怖くなったが、偶然家の近くの人なんだなって思いながらメールの写真を開いた次の瞬間、男性の顔は真っ青になった。
なんと自分の家のマンションのドアが写っていたからだ。
「なんでだ!?」
また携帯が鳴る。男性は怖くなりながらも「誰か知り合いのイタズラに違いない」と思い、また写メを開いた。が、男性は完全に言葉を失った。
自分が写メに写っている。本文は・・・
【キタヨ】
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話