中編3
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廃墟

この話は昔に実際にあった話らしいです。

幼き頃住んでいた所の近くに廃墟が有りました。

その廃墟はかなり大きくコンクリートは剥き出しで、中は冷たく洞窟のような静けさ。

よく廃墟巡りや肝試しなどをしに、他県から来る人も少なく無かった。

親や親戚に「あそこには絶対いっちゃだめよ」っと、耳にタコが出来るぐらい聞かされていましたが、やはり人間の心理。行くなと言われれば当然行きたくなるもの。

遂に友達を連れ行ってしまいました。

山道を歩く事30分。建物の大きさにはニスマッチにな小さな入口、結構厚いガラスは割られており簡単に中に入れました。

目の前には高く聳え立つ四つの柱と最上階まで筒抜けの天井に手摺りの無い階段。

やはり中は冷たく、自分達の足音が響いていました。その時ある物を見てしまい、僕等は二階にすら踏み込む事無く逃げ帰りました。

思い出したのです。あの事件を。

あの事件とは、昔にこの廃棄で起こった不可解な事件。

とある男女6人(男3人、女3人)が遊びでその廃棄に行ってしまった時の事です。

彼等は男女一人ずつのペアで順番に入る事とにしました。一組目が入り、10分後に二組目、さらに10分後に三組目が入りました。三組目が入った瞬間、上の方で悲鳴が聞こえたのですが、その時は一組目が二組目人を脅かしたんだろうな程度にしか思わなかったらしい。

三組目のペアは自分達も脅かされると思いながら上えと昇って行く。何語もないまま時は過ぎ、ある部屋が目に付いた。

最初に説明した通りコンクリート剥き出しの中に真っ赤なソファーが置いてあった。

二人は不思議そうに中に入りソファーを見た。すると、何を思ったか女性はソファーに座り一点を見つめていたらしい。

男も振り返り見ると、大きなガラス張りの容器に入った人形。ただでさえ恐ろしい状況なのに、その人形は片足が無く凄い形相で仰向けに倒れていた。

僕等は怖くなり、その部屋を出て一階に降りた。

二人の体は震えながら外へ出ようとした時、後ろで「ズズッ。ザザッ」っと音が聞こえて来ました。二人は息を飲み後ろを振り返りました。すると音は消えた、しかし何かがコッチを見ている感じがした。

見るとそこには高く聳えたつ四つの柱。

そこには片足の無い死に神二体が書かれコッチを見ている。

確実に最初通った時には無かった。

二人は外に飛び出した。すると、一組目のペアが外で待っていた。「どうしたの?」っと。動揺しつつも飛び飛びに説明した。

一組目の二人が「二人は?」っと静かに聞き、二言目にこう聞いた「お前何持ってんだよ」って。

懐中電灯を持っていた右手は何故か震えながら生温かく太い物持っていた。二組目に入った男の方です。四人は悲鳴をあげ、直ぐに警察に連絡しました。

警察は直ぐに駆け付け、女の子を探しに中に入りました。しばらくすると見付かったのですが彼女も片足が無状態で死んでいました。あの赤ソファーの部屋のガラス張りの中で、、、

今でも覚えています。四つの柱に映る2体の死に神、心の底まで見透かすよな何とも言えない恐怖。今でも何処かで見られているような、、、

もしあの時赤いソファーのある部屋まで行っていたら

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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