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短編2
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ベッドの下

ベッドに横になる。

疲れていた為、すぐに熟睡。

息苦しさで目が覚める。

仰向けに寝ている俺の体の上に何かが乗っている。

というより、体全体を上から押し潰されている感覚。

目が慣れてきた。

横向きに頭を固定されているせいで、制限されている視界の先に見えるのは

見慣れた机やテレビ台の足。

ここは間違いなく俺の部屋だ。

そして、俺は今、ベッドの下にいる。

考えられない状況と身動きがとれないせいで、パニックに陥る。

しかし、声は出ない。

ふと、床に座る人形に目がいった。

ミッキーマウスの人形だ。

俺のモノではない。

そう思った瞬間、その人形の手前を人が通った。

正確には、足音をたてないようにベッドに近づく足が見えた。

靴を履いている。

唐突に、ハッと目が覚める。

俺は普通にベッドに寝ていた。

半年後、

付き合って初めての、彼女の誕生日。

彼女が好きだという、ディズニーランドへ出掛けた。

彼女が、ミッキーマウスの人形が欲しいとねだる為、買ってあげた。

いつも以上にはしゃぎ、疲れた俺達は、俺のアパートへ帰る。

彼女が床にミッキーマウスの人形を置いた時、

ふと夢のことを思い出した。

不安にかられた俺は、理由も話さず彼女の手をとり、

急いで彼女のアパートへと向かった。

次の日、自分の部屋に帰ると、

刃物でズタズタに引き裂かれたベッドがあった。

後日、犯人を捕まえたと警察から連絡があった。

犯人との関係を聞かれた為、何故か?と俺は聞き返した。

『あなたを殺すつもりだったらしい。』

怖い話投稿:ホラーテラー U3さん  

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