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短編2
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お化け屋敷

某遊園地のお化け屋敷

なんかギネスに載ってるらしく、めちゃめちゃ怖いらしいので行って来ました。

わたしは

「どれだけ怖いのだろう」と期待しながら彼氏と2人で入ったのです

わたしは映画とかでも恐怖系が大好きで

このお化け屋敷はなんか物足りなく

案外大したことはありませんでした

「はずれだよ...」

かなりシラケましたが、

彼氏の前だし、キャーキャー言って怖がる振りをして、怖がりながらもわたしを守ろうとする彼を見ながら楽しんでいました。

道も中盤にさしかかった頃でしょうか

私たちは別々の道に行かなくてはいけなくなりました

っと言っても大したことものではなく、

1人がお化けの待ち構える部屋に入り、もぅ1人はその相手をモニターで見ているだけのものでした。

前の三人組の女の子達が入って行ったので

私たちはちょっとフライングしてモニターを見ました

恐る恐る女の子が入っていくと1人のお化けが脅かして来るというシンプルなもの

「きゃー」女の子がモニタールームの横から出てきました

半泣きでw

「おっ...俺が行くよ!」

...お前も既に半泣きかいっ!w

結局、彼が行くことにしました。

数分後彼が入ってきました

お化けにビビりまくる彼..

「なさけねーなぁ」っとモニターから目をそらした時

一瞬、モニターに黒い陰が映ったような感じがしました。

「え?」

わたしが再びモニターに視線を戻すと

います!

彼とお化け役の人以外にもう1人!

部屋の隅に俯いて女の子が立っています

さっきの女の子達の時はいなかったのに!

むしろ彼が部屋に入った時はこんな子いなかった!

しかも俯いていた女の子は

少しずつ彼に近づいてきた

「うおぉ!」

彼が部屋から出てきました

モニターを見ると女の子も

今まさに部屋から出ようとしています

わたしは彼の手を握って

走り出しました

でも道はまだまだ先まであります

「リタイアしよう!!」

私は彼に言いましたが

彼はどうしても最後まで行きたいと言うので

リタイアすることができませんでした

それからは私もビビりまくり。自分の足元だけ見つめて

さっきの女の子がいないことを願った

彼女は完璧にこの世の者じゃない

わたしは彼女が今まさにあの部屋から出てきそうなとき

彼女の顔を見てしまったのです

彼女には目がありませんでした。

目があるべき場所には、すべてを飲み込んでしまいそうな闇が広がっていたのです

そして彼女の口からは

長く真っ赤な舌が垂れ下がっていました

まさか自分がこんな目に合うなんて...

最後の部屋もわたしは彼の手を引いてダッシュで表に出ました

もぅ二度と入るものか!

怖い話投稿:ホラーテラー ♪さん  

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