短編1
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接客は、背後霊を見て

昔、バイトしてた酒屋に背後霊が見える女の子がいました。

『あーあの人は無理!』とか、『あ、私が接客する!』とか

全て背後にいる霊次第で接客してました。

彼女的には、レジは嫌と言っていたのですが

ま、人手が足りないときはレジをやってもらっていました。

ある日、家族5人の集団が店に…

『あー私無理ー!』

と裏へ逃げました。

でも、店が忙しかったのでレジをお願い!と

裏から連れてきて、レジを打ってました。

すると5人家族がレジ前に商品を持ってきたときに、彼女は上を見上げたまま後ろに倒れました。

ガシャーン

と、後ろの戸棚にぶつかり商品も落ちてしまい

意識がない彼女を裏へ。

そして救急車を呼ぶことになりました。

ま、たまに悪質な霊が近くにいると

強い念か何かで卒倒されると言ってたので

またか…と思ってました。

病院に運ばれた彼女は、2日後に

出勤しました。

そこで話を聞いた、バイト生は驚愕しました。

まず、僕達バイト生が見た5人の家族は

実は4人らしく、1人は人間ではなかった。

と、言いました。

背後霊が具現化し、人の形をした 者で

1つの霊ではなく、たくさんの悪霊が凝縮された《塊》の人間の姿をした 者 だったようです。

普通の人間にも見えるほどの霊密度だったと彼女は震えながら答えました。

皆さんの周りにいる友達や知人は、本当に人間ですか?

怖い話投稿:ホラーテラー キトさん  

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