これは私の学校の先生の体験談です。
先生が大学生の時、
どこかの学校の合唱部の合宿についていきました。
宿はお年寄りがよく演劇を見にきたりする憩いの場でした。
歌の練習をし、
一日目は無事終わり、
夜になりました。
合唱部の部員は皆寝たので、先生が指揮者の方達と話をしたりしました。
先生が布団に入ったのは、ちょうど12時を過ぎた頃でした。指揮者の方と2人で同じ部屋で寝たそうです。
真夏の蒸し暑い夜でしたが、
宿は山を少し登った場所にあるので窓を開けて寝れば、心地よい風が吹きました。
すると先生は異変に気づいたそうですが、
生暖かい風が吹き始めました。
何かを感じた先生は、辺りを見回すと
積み重なった座布団の上に、正座をして腰を曲げたおばあさんが座っていました。
先生は気づかぬふりをして寝ました。
次の日にあれは幻だったと思っていました。
すると指揮者の人が
「先生!!私昨日座布団の上におばあさんがおったんじゃ」と言ったそうです。
長文失礼いたしました。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話