復帰作です。つまらないし駄文なので覚悟をして下さい。
「あ~食った食った。腹いっぱい」
最近俺はいつもこんな感じだ。なので俺は太っている。
そんなある日俺は寝苦しさで目が覚めた。
「食い過ぎか?」
と思ったが、いつもの食い過ぎとは違った。
その時隣りで
「フフ」
と声がした。
何かと思い寝返りを打つとそこにはガリガリに痩せこけた女がいた。
俺が悲鳴をあげようとすると、女は俺の口を塞ぎ、
「大丈夫、協力して欲しいだけだから」
とささやいた。
「協力?」
「そう。私の未練を晴らして欲しいの」
「未練?」
「そう。この写真に載ってる男。私はこいつに殺された。だからこいつを殺して欲しいの。」
いきなりの殺人依頼に俺は戸惑った。
「そんなの無理だ!俺は人殺しなど出来ない。捕まりたくない!しかも逆に殺されるかもしれないし…」
俺は必死に抗議した。俺に人殺しの勇気は無かった。
「大丈夫。男は人里離れた屋敷に住んでいるし、殺されそうになったら私が守るから」
「そ、そんな勇気は…」
「…協力してくれないなら、喉噛み切るかもよ。」
その言葉に怯え、俺は泣く泣く協力する事になった。
家を出てから3時間ぐらいで、俺はでかい屋敷の前についた。
「ここよ」
俺は恐る恐る扉を開けて、屋敷を散策した。
何処に殺人鬼が隠れているか分からない状況。俺は物を考える事すら出来なかった。
色々な部屋を周ったが、男は出てこなかった。そして最後の部屋に入った時、俺はとんでもないものを見てしまった。
「骨?」
とその瞬間
「フフ」
と声がした。
俺が後ろを振り向くと、そこで女が笑っていた。
「何で気付かなかったのかな~?馬鹿ね~」
俺は何の事だかサッパリ分かんなかった。
「私さっき(喉噛み切る)って言ったよね~そんな事出来るなら私とっくに男殺してるわ」
「…え?」
「今までのは全部嘘、貴方をここに連れて来る罠だったの。」
「そんな、何の為に?」
「貴方太ってるよね。そういうの美味しいんだよね。…私餓えで死んだ霊なの。言わば餓鬼」
「…イヤだ、まだ死にたく無い」
「大丈夫、痛くしないから。そうねぇ、喉の渇きで死んでもらおうかな。そしたら私、貴方の肉を腹いっぱい食べれるし、貴方も餓鬼になれる」
その後の記憶は無い。次に目覚めたのは彼女の家だった。
俺には彼女がいる。彼女も太っていて美人とは言えないが、俺を好きでいてくれれば、容姿はどうでもいい。
今日俺は彼女にプロポーズした。
「一緒に来てくれ、俺はお前が必要なんだ。」
彼女はOKした。
「ここが俺たちの家だ」
「まるで屋敷みたい」
「…食べ物もすぐに調達できる。いつも腹いっぱい食える。だから一緒に住もう!…………………………餓鬼になって……………。」
怖い話投稿:ホラーテラー 初コメハンターさん
作者怖話