先日の事、良く当たると評判の占い師に、来年の運勢を見て貰う事にした。
占い師は、なんかお箸みたいなものをジャラジャラやったり、私の顔を虫メガネで見たり虎の巻みたいなもので色々調べたりしてたけれど
最後には諦めたように首を振ってこう言った。
申し訳ありませんが、分かりません、お代は結構です。
釈然としないまま、そこを後にした。
後で真実に気づいて愕然とした。
今私は身辺整理や、お世話になった方々への挨拶で、忙しい毎日を送っている。
死刑を待つ気持ちとは、こういう気持ちを言うんだろうね。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話