この話しは祖母に聞いた話しです。心霊関係でもなく、人により怖く無いと思います。
祖母がY県から遥か彼方のT県に嫁いだ時、嫁ぎ先には不思議な鍋があったそうです。
その鍋は底が丸く、取っても無く、平らな所に置くとクルクル回る物(ボールなどひねると回るあの感じ)でした。
祖母は、「所変われば 鍋も普通ではないのがあるのだな…」と思ったそうです。
ある日、お姑さんに祖母が「この鍋、何処で買ったの?」と聞くと、お姑さんが「あ〜それね、そこの河原の土手で拾ったやつ」とアッサリ言われたそうです。
その瞬間吐き気を催すほど具合が悪くなったそうです。
その時代、終戦を迎えて間もなくで、その鍋は誰かの遺品の 鉄兜だったのですから…。
私が子供の頃に聞いて恐かった話しです。
駄文失礼いたしました。
怖い話投稿:ホラーテラー くまくまさん
作者怖話