もう一つの世界を読んで下さった皆様、本当にありがとうございます。
自分でも思った以上に長くなり、心苦しく感じていたため、結構エピソードを端折ってしまいました。
特に、最終話は端折り過ぎたので、一部補足させて頂きます。
僕は元の世界に戻ってから、精神科で色々カウンセリングを受けたりしたんだが、担当医にあの世界で見たり聞いたりした事を話した所、ある部分に非常に感心を示していた。
シリーズ中では端折ったんだけど、あちらの世界で、
「オミ」「バモ」「リガ」
何て単語を聞いたんだが、(何を指す言葉かは不明)担当医はその単語の部分に食いついてた。
どうやら聞き覚えがあるらしい。
どうしてかは教えてくれなかったが、勝手な推測として、グレーマントの人達と関係あるのではと思ってる。
白マントは、グレーマントの人達は肉体が元の世界にあるので、この世界の住人になれず、だから神様は彼らに用がないのだと言っていた。
もしかしたら、グレーマントの人達は精神科や病院の入院患者を探せば会えるのかも知れない。
探さないけど。
それから、黒い建物内で見たり聞いたりした、人種や言語を特定する事は避けたい。
言語に関しては日本語とは全く違う言葉で話してても、何故かテレパシーのように理解出来た。理由は解らない。
それと、白マントは最後に「後悔してるから」と言ってたが、彼はあの世界を選んだ事を後悔して居るから、僕に帰る事を選ぶチャンスとなる助言を与えてくれたのだろうと思う。
僕は今、この世界にある地獄に対して、何の行動も取っていない。
あの世界でした事と同じ、傍観して居るだけだ。
その事に対する罪悪感に苛まれてどうしようもない時も多々あるが、戻って来た事を後悔はしていない。
今の僕に出来る事をするだけだ。
忘れない事。
あの世界で見た地獄を、僕は一生忘れない。
どんな時も。
最後までお付き合い頂いた皆様本当にありがとうございます。
長い長いと言われながらも、書き続ける事が出来たのは、批判や応援のコメントを付けて頂けたおかげです。
読んで下さった全ての方に感謝致します。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話