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短編2
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さいごのてがみ

いつの事だったか、きみに出会ったのは。

まだ、私もきみも若かった。

かなしみしか残っていないなんて。

らくな道ばかりいままで選んできた。

わたしにはこんな選択しかできない。

たのしかった日々もあった。

しかし、それもわずかな時間だ。

はなしをすればケンカばかりだった。

しんじあうことが出来なかった。

にくしむことは、あまりにも辛すぎる。

またあの日々にもどれるならどんなに良いか。

すでに私は自分を抑えられないところまできている。

いま、この瞬間にも気が狂ってしまいそうだ。

まちがえないで欲しい。

まだ私はきみを愛している。

でも、もう後戻りはできない。

あまりにもにくしみが大きすぎる。

りせいでは抑えきれない。

がらじゃないが、最期にプレゼントを送るよ。

とじまりをしておく事だ。

うらまないでくれ

どうやら私には勇気がないようだ。

もどって来ない日々に涙し、きみの所へ行けなかった。

りっぱなプレゼントになるはずだったのに。

ひとりになるとこうも弱くなるとは。

さっきまでの気持ちが嘘のようだ。

むやみやたらにきみを傷つけていた自分を今は恥じる。

きみを幸せに出来るのは僕だけだ。

もうこんなことはやめよう。

もうろくでもない日々とはさよならだ。

ながす涙も、もうかれてしまった。

ないこう的な私には親しい友人もいなかった。

きっとこの先も親しい友人など出来ないだろう。

だれにもこの孤独はわからない。

ただし、君だけは違った。

いいたい事もいえない私の味方をしてくれた。

きみさえいればそれで良かった。

言いようのない幸せな気持ちになれた。

かなうならあの日々に戻りたい。

きみならわかってくれるだろう。

わからないはずがない。

いまいくよ。

もうとまっている暇なんてない。

さみしい思いはもう充分だ。

まよいはもうない。

あのひびには戻れないとわかっているから。

ずっときみもこうなる事を望んでいたはずだろう。

さまようだけの日々にはさよならだ。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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