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短編2
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七里岩の廃墟2

胸騒ぎがしてJさんは「早く戻ってこい!」と叫びます。

「待てよ~!奥は真っ暗で何も分からん。でも手前に金属片とか変な人形落ちてっぞ」2人はそう言って戻ってきました。

「ちょっと待て」霊感持ちの友人が2人の前に立ちはだかりました。「いいか絶対振り向くなよ」

「大して怖くなかったじゃん!てか何か感じるのかよ」案内役の友人が拍子で振り向きました。

「あ‥ああぁぁああ!!!」

急に霊感持ちの友人が発狂してバイクを急発進させ、急いで逃げていきました。

周りもパニックになり、みんなさっさとその場を立ち去りました。

翌日Jさん達は思いがけないニュースをききました。案内役の友人が昨晩交通事故で死亡、もう一人の友人が同じく交通事故で重体。

一気にとてつもない恐怖にかられたJさん達は、友人の通夜の後に霊感持ちの友人を問い詰めました。

「お前あの時何見たんだよ!昨日の夜と何か関係あんのかよ」

「俺見たんだよ。真っ黒い人の形をした塊が2人についてくるのを‥。振り向けば憑かれるから注意したんだ」

「何で勝手に逃げたんだよ?」

「黒い塊が急に目を見開いて大口開けて笑ったんだ‥。今でもそれが頭に残ってるから夜も怖くて」

それを聞いてみんなが凍り付きました。

Jさんはこの件以来、霊的な場所には遊びで行かなくなったそうです。

事故死は面白半分で廃墟へ行った報いなのか、黒い物体は何だったのか、廃墟は昔なんだったのかは未だに分かりません。

以上が家庭教師Jさんから聞いた体験談です。

ただもう一つある情報では、後日別の学生集団があの廃墟へ行って翌日、バイク事故で一人が重体になっていたたということです。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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