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短編1
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ながら歩き

あるところにS君という男の子が居ました。S君は本が大好きでした。食事しているときも、授業中も、たとえ歩いているときでも、S君はずっと本を読んでいました。

ある日、S君は学校へ向かう途中、踏み切りにぶつかりました。

ちょうど電車が来たところだったのですが、何故か踏切が閉まりません。警告音もなりません。

当然そのときもS君は本を読んでいましたが、S君には前に居る人の足が見えていました。

真っ黒なズボンに、真っ黒な靴。

その足が、急に動き出しました。

当然S君は本を読んでいます。警告音もなっていないので、S君もその男の後ろを歩き出しました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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