あるところにS君という男の子が居ました。S君は本が大好きでした。食事しているときも、授業中も、たとえ歩いているときでも、S君はずっと本を読んでいました。
ある日、S君は学校へ向かう途中、踏み切りにぶつかりました。
ちょうど電車が来たところだったのですが、何故か踏切が閉まりません。警告音もなりません。
当然そのときもS君は本を読んでいましたが、S君には前に居る人の足が見えていました。
真っ黒なズボンに、真っ黒な靴。
その足が、急に動き出しました。
当然S君は本を読んでいます。警告音もなっていないので、S君もその男の後ろを歩き出しました。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話