逃げられはしない。
オレは、ヤツらを一匹一匹とっ捕まえては、我ながら見事な手際で拘束していく。
今回のお楽しみは、手足に爆発物を仕掛け、そして爆破するってやり方だ。
以前は口の中に突っ込んだりしていたが、それでは即死してしまうのでつまらないからな。
知ってるかい?
手足を吹っ飛ばしても、ヤツらは意外と痛がらないんだぜ。
呆けた顔して、ビクビクと全身を痙攣させるんだよ。時間が経てばどうなるかは知らないがね。結局、その後すぐに頭ボーンとするか、そのまま野に捨ててくるからさ。
は?
罪悪感はないのか、だって?
そりゃ、オレだって人間さ。ちったあ罪悪感くらい感じるさ。だがな、ソレすら、このスリルのスパイスになるってモンよ。
おっと、能書きたれすぎたな。
さ~て、お楽しみを再開するか。
バン!!
バン!!
そ~ら、もがけもがけ。
なるべく必死に抵抗&爆裂して、オレを楽しませてくれ、うははははは・・・
「こらーーーーーー!!
ひとのうちの前で、そんなことをするんじゃない!ワルガキめ!!」
やべえ、山田のオッサンだ!
「・・・そんなことは、よそでやりなさい!」
・・・怒りポイントは、
命の大切さじゃなくソコですかい!?
オレはこの一件以来、
なんだか拍子抜け感から、パタリとカエル殺しを止めた。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話