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殺しをやめた理由(実話)

短編1
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殺しをやめた理由(実話)

逃げられはしない。

オレは、ヤツらを一匹一匹とっ捕まえては、我ながら見事な手際で拘束していく。

今回のお楽しみは、手足に爆発物を仕掛け、そして爆破するってやり方だ。

以前は口の中に突っ込んだりしていたが、それでは即死してしまうのでつまらないからな。

知ってるかい?

手足を吹っ飛ばしても、ヤツらは意外と痛がらないんだぜ。

呆けた顔して、ビクビクと全身を痙攣させるんだよ。時間が経てばどうなるかは知らないがね。結局、その後すぐに頭ボーンとするか、そのまま野に捨ててくるからさ。

は?

罪悪感はないのか、だって?

そりゃ、オレだって人間さ。ちったあ罪悪感くらい感じるさ。だがな、ソレすら、このスリルのスパイスになるってモンよ。

おっと、能書きたれすぎたな。

さ~て、お楽しみを再開するか。

バン!!

バン!!

そ~ら、もがけもがけ。

なるべく必死に抵抗&爆裂して、オレを楽しませてくれ、うははははは・・・

「こらーーーーーー!!

ひとのうちの前で、そんなことをするんじゃない!ワルガキめ!!」

やべえ、山田のオッサンだ!

「・・・そんなことは、よそでやりなさい!」

・・・怒りポイントは、

命の大切さじゃなくソコですかい!?

オレはこの一件以来、

なんだか拍子抜け感から、パタリとカエル殺しを止めた。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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