文章書くのが下手です。変なところがあったら
言ってください。
母が結婚する前に体験した話。
その日の夜、母は実家で煎餅を食べながら
テレビをみていた。
「…ぃ」
「?」
テレビの音に違う音が混ざったのに気づき、
母はリモコンでテレビの音量をさげた。
テレビの音以外何も聞こえない。その時家には
母ひとりきりで、空耳かと思った母は
テレビの音量を上げようとした。
そのとき、
「ちょうだい」
聞こえた。小さな女の子の声。
「ちょうだい」
(…煎餅のことかな?)
「やだ。あげない」
母はそう言って、その日は寝てしまった。
次の日、母が布団から起き上がると、一枚の紙が
滑り落ちた。
(こんなとこに紙なんか置いたっけ?)
そんな事を考えつつ紙を見れば、そこには
鉛筆でいっぱいに、
「けち!!」
と書いてあったそうだ。
「あの家面白い家だったんだよ。たまに部屋の中で
黒くて丸いのがふよふよ浮いてたりするの。
それを家族に言うとね、
“ああよくあるね。気にしなくても平気”って
驚きもしないんだよ」
と母は笑顔で語ってくれたが、
私は母の実家へ行くのが少し怖くなった。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話