(ジャンジャジャジャ〜 ブチッ……)
鈍い音がした.
と同時に音が消えた.
「え…??」
―シーン…―
「音でね―し!まじかよっ!!!」
「ぶっ壊れた??大音量で聞いてたからか??」
ありえねぇ―だろ!
はぁ―…
溜め息がでた.
使えねー
なんて思いながら
水を飲みにキッチンに行こうと立ち上がる
―ドンッ―
立ち上がった瞬間に膝を強打.
「あ゛―…」
あまりの痛さに声が出ない.
その瞬間怒りが頂点にたした.
―バンッ―
近くのテレビを叩く.
強く叩きすぎたのか
テレビが床に落ちた.
だが奇跡的にテレビは床ではなく
床に敷いてあった布団に落下.
その為か音が全くしなかった.
「やべ―やりすぎた...」
急いでテレビを元に戻す.
壊れていないかスイッチを入れて確認.
―シーン…―
映像は流れるのに音が出ない.
「マジかよ!テレビもかよ??信じらんねー」
ついてねぇ―
なんて思いながら窓を開ける.
風が気持ちいい.
だが今日は不思議なくらい外が静かだ.
久しぶりに外に散歩にでも行こうかな??
その頃.
外は子供達の声でにぎわっていた...
―おわり―
怖い話投稿:ホラーテラー YUKI.さん
作者怖話