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短編2
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雲の上から

はじめまして。

よくある、この世に雲の上から来たという夢(記憶?)の話。

私もあるのですが、具体的に生まれる場所はどの時点で決めるの?最後の最後まで選び放題なのでは?って感があるんです。

以下長いので興味のある人どうぞ。

気が付いたら、眼下に雲の切れ間からのぞく海や山や家や。

風に吹かれて息苦しい中、ふと顔を上げて見回すとギリシャ神話にでてくる黄金の甲を被り、真白い 膝上丈の衣装を纏った兵士(?)が側にたっています。

大して疑問も持たずまた雲の切れ間を覗いていたら、

落ちましたねー、落とされたかも知れません。

すごい風圧の中、それもふと気付いたら地上数十メートルからすごくゆっくりな速度に変わり、下を見たら雪一面の大地。

木が少なく広いけど人気はない。次の瞬間、ぽーん(という表現が1番ぴったり)と場面がはね、アルプスか、日本かも?緑の中に岩肌が覗く高い山の頂上にまたゆっくり降下、ところがまたぽーんの先が私が生まれた家の前の山の斜面。2階の窓から外をみていたのは母と抱っこをされていた兄だったのかな、とそこで終わっています。

…よく言う、選んで生まれるのならダイレクトに目的地行きませんかね?

バウンドして落ち着いた?やはりすごい地球のエネルギー?どう思います?

私本当に我が儘な面倒臭がりなんですよね。普通の人なら折り合いつけるところに、我を通したり逃げたり。

ひょっとして、寒いとか人いないとかで、やだって拒否してるんじゃ…。で選んだ割には納得満足してなくて。やはり面倒臭かったのかな。なんて。なかなか人の事考えられない。 この人生不合格?

さいごに、雲の上で私のすぐ側にいたもう一人の人(すぐ下の妹だと思っているけど聞いてない)どこにいるのかな。

怖い話投稿:ホラーテラー 未熟人さん  

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