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短編2
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首塚2

首塚の続き…

Bの事故から、五年が経ち僕らは社会人になっていた。

この三人は今でも、仲が良く家族ぐるみの付き合いをしている。

Bが、突然 五年前 生首がたくさん出た場所に行きたいと、言い出したのだ。

ずっと気になっていたらしく、三人でなら大丈夫だと、何の根拠もない自信を持っていた。

僕達二人も、ずっと気になっていたので、次の休日に行くことになった。

片道3時間の車内は、とても楽しく、あっという間に、Bのうる覚えの場所に到着し山道の少し広くなった場所にクルマを置き歩いての、捜索になった。

少し歩くと、山の中へと、続く細い人工的な道を発見し、草木が生い茂る中、前へ前と進んで行った。

10分ぐらい歩くと、小さな祠があり、その横の、石に苔や風化でハッキリとは、読めないが、首塚と書いてあった。

それを見て、三人は妙に納得し、祠に手を合わし帰ることにした。

先ほど通ってきた道を、下って進むのだか、何故か祠の場所に戻って来てしまう。

この現象に、三人はヤバイと同時に思ったはずだ。

しばらくすると、日も落ちはじめ、とんでもないことになってきた。

携帯も、もちろん圏外。

夜になってしまえば、あちらさんの思い通り、チャンスは今しかないと言うことで、無我夢中で神様 仏様に願い山を下った。

二十歳を越えた三人が半分泣きながら、全速力で下る中、声が聞こえた。

「こっちに来い」と振り向くと、左後方に初老の男性がいた。

三人は、その男性に近付いた途端、手を繋げと言われ四人仲良く手を繋ぎながら下っていった。

すると5分もかからず、道まで出た。

とりあえず、わしの家まで、来なさいと言われ、その方の、クルマの後に、付いていった。

しばらくすると、田舎造りの平屋で広い家に着いた。

クルマから出ると、家の中から、その方の奥様が出て来られ家の中に招いて下さった。

三人は出されたお茶を、飲み やっと落ち着きを取り戻した。

その様子を見て、その方が、一言「良かったな」と言っただけで、三人は泣いた。

奥様が、おにぎり みそ汁焼き魚などをご馳走して下さり食事も終え、一息つくと、その方は話してくれた。

あの場所は、奈良時代の戦で、たくさんの首を供養してる場所らしく、地元じゃない限り わからない小さな祠らしい。

ちょうど通りかかると、車を見付け山に入ってきてくれたところ、黒い霧に追われている自分達を、見て声をかけて下さった大変、有り難い方でした。

そのあとも、毎年、年賀状のやり取りだけは続いております。

文が下手くそですいません。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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