ある教会の懺悔室に、一人の男が訪れた。
「私は罪を犯しました…この手で何人もの人達の命を絶ってしまったのです」
神父は、落ち着いて言う。
「罪を悔い改めなさい。さすれば、神は必ずや許しを与えてくださるでしょう」
男はホッと安堵すると、神父に礼を言った。
「礼などいりません。全ては神の意志を代弁したまで…」
言葉を途中でさえぎり、男は神父を毒針で刺した。
神父は意識が薄れていく中で、かすかに聞いた。
「どうせ許されるんだ。あと一人ぐらい殺したって変わらないだろう」
怖い話投稿:ホラーテラー geniusさん
作者怖話