短編2
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扉の向こう

この話は私の姉が友人から聞いた話だそうです。

姉の友人Aさんは、友達4人と小樽へ観光へ行きました。小樽には廃墟となった病院が1件あるそうで肝試しも兼ねて、その病院にいきました。

結局なんの霊も出なかったし、奇妙なこともおこりませんでした。

「ちぇっ。なんにもでなかったじゃんよ。」そういいながらAさん達はその病院を出ようとしました。しかし、扉があかないのです。「あれ?入るときはあいたのに!」

すると、扉からトントン・・・・と音がしました。誰かいるのかな?と思ったAさんは助けを呼ぼうとしました。「すいません!あかないんです!助けてくれませんが!?」しかし扉の向こうからはトントン・・・と同じ音しか聞こえてきません。すると友人の一人が提案しました。

「じゃあ、こうしましょう。私達がいくつか質問しますから「ハイ」だったらトン、と1回。「いいえ」だったらトントン、と2回たたいてください。」すると扉の向こうの返事は、トン。「ハイ」。一人が質問した。「あなたは私達をここに閉じ込めるつもりですか?」トントン・・・

「いいえ」・・・。なんだ。悪い人じゃないんだ。そして

次々に質問していきました。すると1回すでに質問したことをまたしてしまった人がいました。

するとさっきとは違った答えが・・・・。

あれ?おかしいぞ。さっき「はい」だったのに「いいえ」って言ってる。Aさんはたまらず質問しました。「あなたはいったい・・・・何人いるんですか?」すると扉の向こうからはドンドンドンドンドンドン・・・!!!!!!!

と激しい音が聞こえてきたそうです。

      以上

怖い話投稿:ホラーテラー たむたむさん  

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