ある日、若者達が、とある廃校で肝だめしをしようとしていた事です。
A君とB君、CさんとDさんの四人で肝だめしをしようとしました。
縦一列を全員で歩くので、じゃんけんで勝った順から順番を決めるそうです。
「あっ…俺が勝った。二番目がいい。」
「私が次に勝ったから、三番目がいいな。」
結局、最終的にA君が一番目でB君が二番目でCさんが三番目、そしてDさんが四番目です。
「やだな…。」
「まぁ仕方ないだろ。行こうぜ。」
一番目と四番目は懐中電灯を持つルールなので前と後ろを照らす事が出来ます。
「何かそうでもないな。」
「あんまり怖くないし〜」
「テメーら、真ん中だからって調子に乗るな!」
「ウーッ…ウーッ…。」
「どうした?Dちゃん。」
B君がDさんを励まそうとするが下を向いたまま返事ない。
「…寒い。…重い。」
顔を真っ青にしながらDさんが言った。
「大丈夫?」
「とにかく一旦戻ろうぜ。」
四人は振り返り、元の来た路へ戻ろうとした時だった。…何か変だ。Dさんって髪の毛こんなに長かったっけ?懐中電灯を照らして見る…うわぁぁぁぁ―っ!!!
Dさんの背中に髪の長い小さな少女がしがみついていたのだ。
白い顔がこちらを見て不気味に笑う。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さんさん
作者怖話