短編1
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肝だめしのはずが…

ある日、若者達が、とある廃校で肝だめしをしようとしていた事です。

A君とB君、CさんとDさんの四人で肝だめしをしようとしました。

縦一列を全員で歩くので、じゃんけんで勝った順から順番を決めるそうです。

「あっ…俺が勝った。二番目がいい。」

「私が次に勝ったから、三番目がいいな。」

結局、最終的にA君が一番目でB君が二番目でCさんが三番目、そしてDさんが四番目です。

「やだな…。」

「まぁ仕方ないだろ。行こうぜ。」

一番目と四番目は懐中電灯を持つルールなので前と後ろを照らす事が出来ます。

「何かそうでもないな。」

「あんまり怖くないし〜」

「テメーら、真ん中だからって調子に乗るな!」

「ウーッ…ウーッ…。」

「どうした?Dちゃん。」

B君がDさんを励まそうとするが下を向いたまま返事ない。

「…寒い。…重い。」

顔を真っ青にしながらDさんが言った。

「大丈夫?」

「とにかく一旦戻ろうぜ。」

四人は振り返り、元の来た路へ戻ろうとした時だった。…何か変だ。Dさんって髪の毛こんなに長かったっけ?懐中電灯を照らして見る…うわぁぁぁぁ―っ!!!

Dさんの背中に髪の長い小さな少女がしがみついていたのだ。

白い顔がこちらを見て不気味に笑う。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さんさん  

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