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中編3
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ドン

これは私が中学生の時に体験した話しです。

父と母は離婚しており、親権は父のものでしたが、

中学2年の夏休み、私は母と過ごす事になりました。

深夜、怖い話が放送されていて、

母と二人でキャーキャー言いながら視聴してました。

その勢いで、大昔、合戦場だったという

厚木市の山の中へ女二人でドライブへ行きました。

車のフロントに置いておいたPHSの液晶に

たまたまだと思うんですが、、、4が並んでて…

怖くなったチキンな私は、母に帰ろうと急かしました。

焦った母は来た道をどう間違ったのか、、、

気付くと鬱蒼とした雑木林の中の

車一台分の幅しかない橋に差し掛かってしまいました。

その橋の不気味さに私は無言…

母が一言。

「あー…お母さん…。。。

 この橋なんか嫌いなんだよね…。」

私「じゃー、引き返そうよ!」

母「この狭さぢゃ、、、

  暗くてバック出来ないよ。。。」

私「ええええ…怖いー(涙」

母「大丈夫よ!行くよ!!」

ソロソロと橋を進み

中腹まで差し掛かったところで…

母「ぎゃ!」

急ブレーキ

私「なに!?」

母「わー!何か乗ってきた!

  ○○ちゃん!取って!」

私「え!?

  何も見えないよ!!(怒」

母「お願いー!!」

私は何も見えないけど、

半泣きでとにかく母の肩や背中を叩いてみた。

ちょっとして

幸運にも取れたらしい。

彼女の顔の鳥肌ヤヴァかった。。。

母「あー怖かった。。。  

  やっぱあそこには

 何か居たんだね。

 肩に乗ってきたよ。」

ビビりつつ、

母親なのに内心疑うわたし。

恐怖のドライブから30分後にはマンションに到着。

家に着くと、

さっきの出来事が嘘みたいにホッとしました。

階段を上がる。

鍵を開ける。

ドアノブに手を掛けた瞬間。

ドン。

マジに 私に 乗ってきた

わー。本当だったんだー。

霊ってこんな感じなんだー。

怖いけど意外に私、冷静だな。

…なんて、思いつつ母に

「ねー、今度私に乗ってきたーどうしよー」

訴えるも

母「知らない!」って切れ気味に…

しかも先に部屋に入ってしまった!!!

オイ!母!!(爆

子を見捨てるか!?

…ってムカついたけど、

破天荒なこの人の事だし…

とそのリアクションに納得して。

私「ねー。お母さーん。

  塩まいてみてー。お葬式みたいにー。」

と、リクエストしてみる。

ビビって怒ってる感じでプンプンしながら

無言で塩をバンバン振り掛ける母。。。

何か…頭痛いし…

吐き気するんだけど…

重みは消えたのでよしとして家に入りました。(いい加減)

その後、私は何事もなく普通に生きてます。

あんまり気にしないのが良かったのかな?

でも、あの「ドン」ていう感覚は本当に怖かったです。

稲川じゅんじみたく怖く話せなくてごめんなさい。

他にも不思議な体験談があるのでまた投稿します。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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