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短編2
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飴。いかがですか?

これは自分が体験したなかで怖いもの10本指にはいる体験。

前にアーケード街をあるいていると、なんか宗教の勧誘ぽい人(女性)にアンケート協力をたのまれた。

めんどくさかった俺はシカトしていたのだが、「少しでいいですから!」といってきかなかった。

さすがにしつこすぎ!とおもったから「親にアンケートはするなっていわれてるんです。」っていうと、女は悲しそうに「ごめんなさい。飴、いかがですか?」っていってきた。

はぁ…ますます意味のわからない女だ。

とりあえず「はい」と返事し、飴をもらうことに…

女はバスケットのなかから、小包にはいったあめ玉を一つくれた。

飴の色は透明で透明な袋にはいっていて、中に黒いかたまりがポツンとあるのがわかる。

(どうやら〔チョコレート〕がはいってるようだ。)

そんなことを考えながらアーケードをすすみ、途中さっきの人の方向をちらっとみたが、仕事をおえたのか、もういなくなっていた。

それから家に帰り、もらった飴のこともわすれ、その日は普通にご飯をたべ、風呂にはいり、そしてねた。

次の日学校にいき、友達と話していると、ポケットの中に飴がはいっているのをおもいだした。

自分はいらなかったので友達に飴をやることにしたのだが…いま思えばこれが失敗だった。

友達はあめをくちにいれると、バリバリとかみはじめた。

おいしそうに飴をかむ友達。

しかし、いきなりその顔から血の気がひいた。

「血の味がする………」

(冗談だろ?)

とおもったがしばらくして、友達は食べた分をいきなり吐き出した。

「いや…ちなまぐさい…この飴……」

そいつはその日気分がわるいということで早退した。

次の日そいつはこなかった…

先生はただの食あたりとしかいわなかったが、お見舞いにいくと、かなりひどい「ウィルス」が体のなかにあることがわかった。

それは動物の血など体液から感染する、病気ときいた。

長期治療のすえ、友達は回復し学校にくるようになった。

そして、友達とはなした。

「あのときの飴がわるかったのかもな」と…

みんな多いにわらった。

その日の帰り、家の前の階段に手紙がおちていた。

ん?とおもいよんでみるとこうかいていた。

「あの飴。もう一ついかがですか?」

怖い話投稿:ホラーテラー よゐこパンダさん  

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