これは自分が体験したなかで怖いもの10本指にはいる体験。
前にアーケード街をあるいていると、なんか宗教の勧誘ぽい人(女性)にアンケート協力をたのまれた。
めんどくさかった俺はシカトしていたのだが、「少しでいいですから!」といってきかなかった。
さすがにしつこすぎ!とおもったから「親にアンケートはするなっていわれてるんです。」っていうと、女は悲しそうに「ごめんなさい。飴、いかがですか?」っていってきた。
はぁ…ますます意味のわからない女だ。
とりあえず「はい」と返事し、飴をもらうことに…
女はバスケットのなかから、小包にはいったあめ玉を一つくれた。
飴の色は透明で透明な袋にはいっていて、中に黒いかたまりがポツンとあるのがわかる。
(どうやら〔チョコレート〕がはいってるようだ。)
そんなことを考えながらアーケードをすすみ、途中さっきの人の方向をちらっとみたが、仕事をおえたのか、もういなくなっていた。
それから家に帰り、もらった飴のこともわすれ、その日は普通にご飯をたべ、風呂にはいり、そしてねた。
次の日学校にいき、友達と話していると、ポケットの中に飴がはいっているのをおもいだした。
自分はいらなかったので友達に飴をやることにしたのだが…いま思えばこれが失敗だった。
友達はあめをくちにいれると、バリバリとかみはじめた。
おいしそうに飴をかむ友達。
しかし、いきなりその顔から血の気がひいた。
「血の味がする………」
(冗談だろ?)
とおもったがしばらくして、友達は食べた分をいきなり吐き出した。
「いや…ちなまぐさい…この飴……」
そいつはその日気分がわるいということで早退した。
次の日そいつはこなかった…
先生はただの食あたりとしかいわなかったが、お見舞いにいくと、かなりひどい「ウィルス」が体のなかにあることがわかった。
それは動物の血など体液から感染する、病気ときいた。
長期治療のすえ、友達は回復し学校にくるようになった。
そして、友達とはなした。
「あのときの飴がわるかったのかもな」と…
みんな多いにわらった。
その日の帰り、家の前の階段に手紙がおちていた。
ん?とおもいよんでみるとこうかいていた。
「あの飴。もう一ついかがですか?」
怖い話投稿:ホラーテラー よゐこパンダさん
作者怖話