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短編2
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中村君の話②

中村君の話の続きです。

高校に進学した中村君も、かなりのいじめにあったようですが、もともと凹まない悩まない性格の彼は無事に卒業しました。

彼は高校卒業後に、地元で就職しましたが100%天然?の彼は、三日でクビになりました。

その後も、転職とクビを繰り返し、彼の母親が私のところに就職のお願いに来ました。(私は父が急死したのでサラリーマンを辞めて父の会社を継ぎました。)私は、母親に懇願され同情して彼を採用しました。

私の会社は、土木業で、体を使う仕事ですが、もちろん中村君は、役に立ちませんでした。

私は、長い目で彼を雇う事にしました。

でも無断欠勤、遅刻などの常連で、また風俗通いのために借金をしてヤクザが、会社に取り立てに来たので解雇にしました。

中村君の母親は土下座をしてもう一度、雇って欲しいと、お願いに来ましたが会社に、迷惑をかける者は雇えないと断りました。

しばらくして、中村君の母親から手紙がきました。

内容は、自分はガンであまり生きられない、どうか息子の事を、お願いします。という内容でした。

その手紙の内容は、本当でした。

一年足らずで中村君の母親は、亡くなりました。

中村君から、連絡を受けて急いで中村君宅に行くと、彼の母親の変わり果てた姿を見ました。

喪主は、中村君の弟で(京大卒の立派な方)でした。

私は、中村君と弟さんにお悔やみの言葉を述べました。

しばらくすると中村君は、外出しましたので

私は、弟さんに「また、明日の葬儀にも行かせていただきます。」と挨拶をして帰宅しました。

帰宅の途中で、車を運転中の私は、信じられないものを見ました。

信号待ちで止まったところ、ふと横を見ると、向かいの本屋で中村君が立ち読みをしているのが目に映りました。

私は、我が目を疑いました。

自分をかばい、溺愛してくれた最愛の母親の葬儀の準備中に立ち読みをしている、その姿に私は愕然としました。

私は、車を駐車場に止めて、本屋に入り彼に近付くと彼はエロ本を、読んいました。

すみません!今夜は、酔っているので明日に続きます。

すみません!誤字脱字、変な日本語をお許し下さい。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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