小学校の頃。スキー学習があり、5年生2クラス約50人とともに学校から歩いて30分ほどのスキー場に向かっていた。
スキー板とストックはトラックでまとめて運ばれ、児童たちは靴の入ったリュックを背負って行く。
途中にかかっている大きな橋。その橋をみんなでゾロゾロと渡っていたとき、数人の女子が「ガードレールの下に何かあるよ」と先生に伝えた。
しかし、列を乱してまで止まって確認するわけにもいかず、女子も先生もあまり気にすることなく歩く。
スキー学習は午前中で終わり、帰りもその橋を渡って帰った。
翌日、その橋で首つり自殺の死体が発見された。
ガードレールに紐をくくりつけ、例えるならバンジージャンプの様にして自殺をはかり、そのまま丸一日以上ぶら下がり続けていたとのことだった。
無邪気な小学生の列と、北国の真冬の風雪に丸一日さらされた首つり死体…
もう20年以上も前の僕の町の出来事です。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話