昨年のお盆休み明け、夜10時くらいか。帰宅のためバスに乗ってた。
俺の家は終着に近い所だから、だんだん車内にも人がいなくなってね。
「A橋」って停留所があってね。ここから少し歩くと、山の上に霊園がある。
でも反対側が新興住宅地になってるから、結構ここで降りる人いるんだ。
案の定「次は~A橋」ってアナウンスの直後に「ピンポーン」と。
で、その停留所に止まる。後ろの降車ドアが開いてしばらくの沈黙。
すると運転手が確かめるように車内を振り返り、俺に向かってこう言うんだ。
「あの~、降りないんですか?」
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話