【重要なお知らせ】「怖話」サービス終了のご案内

短編2
  • 表示切替
  • 使い方

深夜の遊び

実話です。

私が大学生の時、友達A、BCと4人で自転車で大阪から志賀の琵琶湖まで旅行に行った。

ただ単に暇だったからである。馬鹿では無い…

途中パンクをしたり、足がパンパンになって動けなかったり、かなりしんどかったが、凄く楽しい思い出だ。

と思う。

午前6時、4人は住吉大社に集合した。(地元言っちゃった)

私「お早う!みんな弁当と寝袋持ってきたか?」

一同「ウィー」

私「未知の世界へ出発やー」

一同「ウィー」

私達のテンションはもはや音速の壁を超えていた。

最初はベチャクチャ喋りながら自転車を漕いでいたが次第に体力の少ない私達は口数も少なくなっていた。

A「おいC何かオモロイ話してくれや!」

c「ええよ」

B「お前の話落ち無いからやめてくれるかな」

c「…」

既に日は暮れ辺りは真っ暗になりみんな疲れの為かイライラしている。

その時だ。

ドン!!ガガガガ!

私「何の音?」

c「ちょい待って!パンクした!」

B「まじで!!最悪やん。ここ山やでどーするん?」

A「ほっていこやー」

c「勘弁してやー」

一同は自転車を止め、とりあえず応急措置をした。勿論用意はきちんとしていた。

私「てか何踏んだん?」

c「わからん!」

B「おいおいおい。みんなこっち来て!」

一同「!!!!」

私「うわっ!髪の毛からまってるやん、何かの頭踏んだんちがうん」

ゾッ

全員に寒気が襲う。

B「まあ頭落ちてないし問題ないって」

c「うん」

怖くて自転車を漕ぐ事も嫌だったが、山の中で野宿するわけにも行かず、自転車を漕ぎだす。

4人はとも一言も喋らない。

どのくらい時間がたっただろうか。携帯を見ると深夜の3時ぐらいだった。

どこのトンネルか覚えてないが下りのトンネルに差し掛かった。1キロぐらいずっと下りだ。

私はみんなのテンションを上げようと思い、ヨーイドン!!1人先に飛びだす。

後に続きみんなも、待てやーとか言いながら後ろから追い掛けて来る。

トンネルの中をダァーと走り、一番先に下に到着した私の自転車の手に五十センチくらいの髪の毛がぐるぐるに巻き付いていた。

ありえへん。

だってトンネル下ってる時ずっとグリップ握ってたし、指と指の間にも絡まっていた。

私は怖くてみんなには言えなかった…。

続く

怖い話投稿:ホラーテラー 安西先生さん  

Concrete
コメント怖い
00
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ