短編2
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青だよ〜

先日の事です。

私は只今定時制の高校に通っています。

コレは通学途中にありました。

いつもの様に自転車で通学路を走っていました、途中にある大きな十字路で赤信号につかまった

すると

「キャッキャッ」と小学生ぐらいの女の子の声がしたんです

声の方を見たんですが人の姿はありません。

私の居る場所からだと看板がありちょっと見えなくなっているんで、「まぁ 向こうにバス停もあるし…変ではないよなぁ」と

あまり気にしなかったんです。

図で表すとこんなです

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  ││

☆は私

・は声のする方

矢印は進行方向

学校も終わり家路へと自転車を走らせ夕方に通った十字路に差し掛かりました。

そして赤信号で止まりました。

横の信号が青になり「早く赤になんないかなぁ」なんて思いながら前を見てました(夕方の事は忘れてました)

すると向こう側から「青だよ〜」という女の子の声が聞こえました

まるで誰かに語りかけるように。

でもよく見ると自転車が(私から見て)横向きで止まっていましたので

「お母さんか誰かに言ってるのか…」と視線を自転車から信号に移しました。

丁度信号が黄色になって「青になるな」とペダルに足をかけ青になるのを待ちました。

青になると同時にまた「青だよ〜」と女の子の声が…

自転車は横向きにまだある

「なんで渡んないんだろ?」

そう 不思議に思いながら自転車に近づく…あれ?!

自転車の横に居たのは赤い上着を着た白髪の婆さんだった。

近くに子供の姿は無い…。

「!!!?」

図で表すとこんなです

  ・││

↑─┘└─

↑─┐┌─

  ☆││

急に怖くなり急いで家に帰ったのは言うまでもない。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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