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短編2
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先輩が言いたかったこと

まだまだ仕事に入って数ヶ月

社務所にいる時(事務所みたいな所)参拝者の対応に追われていて、対応していた

どうも、神社の事に口を出す霊能者がいて

一時期、神社の水を貰うブームがあった。

それは参拝者が、社務所に来てペットボトルの中に水をいれてくれという……

参拝者に聞いてみると、霊能者が神社の水を貰えとのこと

少し気味が悪いと思える……

先輩とその話をした時、流れで霊感の話になった時があった。

私はまず霊感はないし、怖い話のネタはサイトで見た話を言っていた

するといきなり先輩はニヤニヤしだして

「私ちょっと霊感があるんだよ。」と私をじっと見ながら言ってきた。

だから何なんだ、はいはい、嘘

と言って軽く呆れた顔をしたら

先輩は「本当だって!」と必死になるばかり。

幽霊と話した、見たなど今までの体験談を聞いても余計嘘に聞こえてくる。

はいはい、とあしらうと

いきなり真顔になり

「今まで思ってたんだけどさ…それ何??」

と、私の首をさしながら言った。

ふと自分で触る

何も付いていない

当時私はかなり病んでいて

夢で、蛾が左首に止まった感触がリアルで、叫びながら飛び起きたことがあったことを思い出した。

その事なのかな?と思い、先輩を見る。

またニヤッとしながら

「気持ち悪い虫って意外に、吉だったりするんだよ。意外と……だけどね

頑張って」

と言った。

何となく見透かされたようで気持ちが悪かったが、吉という言葉で少し安心して、今までの疑いを少し申し訳ないと思った。

でも一言も虫とか言ってないのにな……と少しドキドキしてたら

また一言

「そうそう、あとさ

気持ち悪いの社務所に連れて来るのやめてくれる?」

また真顔で言う姿を見て、ドクンと脈を打つ

先輩は続けて「○○さん、蚊とか時々連れてくるから痒いんだよ〜」

と笑いながら言った。

そんな紛らわしい事言わないで欲しい……と思い

その後も先輩と話していた。

その日先輩の視線がずっと私ではなく、後ろだったのは、気のせいだと言い聞かせた。

何日かが経ち、お祓いしたはずの自殺した部屋から電話がかかってくるという恐怖体験があった

けど、その一件を先輩に相談をしなかった

また自分と目が合わないんじゃないかと思うと恐かったから。

またしばらくしていきなり先輩から

「だから、連れてこないでよ(笑)」と言われた

その次の日、私はいきなり風邪でぶっ倒れた。

それもこれも気のせいだと言い聞かせながら、今も仕事している。

怖い話投稿:ホラーテラー ハルルさん  

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