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短編2
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復讐

本当に実話です。

怖くはありません。小学生の頃に飼っていた猫が少しずつ外への行動範囲を広げ始めた時、車に跳ねられて死んでいました。

学校帰りに見つけとても悲しかったです。一年ぐらい経ったある日、父が外から家に電話をしてきました。詳しくは知りませんが父が友人をあるお寺の霊媒ができる人のもとに連れて行った。友人だけを視てもらう予定だったが父が呼ばれてしまった。

初対面で一言目が『一年前ほどに猫を飼っていたでしょう?』と聞かれた。

そして『本当は家族の誰かが交通事故で亡くなるはずだったが猫が身代わりになってくれた』と言っていた。

何も聞き出さず猫を飼っていた事、車で死んだことを言い当てたことに驚いて連絡してくれた。

この話を聞いて多分自分が事故に遭う予定だったのではと思い悲しさと猫に感謝する気持ちで号泣してしまいました。

話はそれだけでは終わりませんでした。霊媒師が父を呼んだ本当の目的は父自身の命に関わることだった。

父の祖先が子供の頃に目の見えない子供達をからかって酷くいじめた事があったそうだ。

その恨みをもって亡くなった子供達が子孫に復讐する機会をずっと待っていたと霊媒師は語り、さらに父が知り合いから絵皿を譲り受けたことを指摘。

絵皿の絵は大きな鯉の上に子供が乗っている絵ではないかと聞いてきたそうだ。全くその通りだと答えると、その絵の鯉に乗って子孫である父に復讐をしに来ていると、このままだと視力は失われ命までとられると告げられた。どの様にすればいいか尋ねたが絵皿を貰ったうえ恨みが深くてどうしようもないとの答え。

本当にその通りになってしまった。

しかし助からないとわかって何故言ったのだろうか?

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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