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短編2
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隙間14【完】

そして私の肩を軽く叩き私が平常心に戻ると鬼太郎は、うっすらと目に涙を抱えながら「××君ありがとう。祖母様をやっと成仏させることができました」と言います。

「あいつらはどうなったんだ?」と尋ねると「仏様の御慈悲でいずれ成仏が許されるでしょうが、その前に気の遠くなるような長い年月、地獄で罪を償わされます」

「でも、本当によかったな」

「××君と今日出会ってなければ…いやこれはお導きですね」

「本当にそうだよね。ここの御住職様だって留守だからできたんだよな」

「ですが霊痕ができたので消えるのに数日かかります。

御住職様は明日お戻りになられるので、厳しい罰が私に下されるでしょう」

「なら俺も同罪だ。一緒に罪を償うよ」「いけません!××君と私では同じ罪に思えても罪の重さが違うのです。

××君がどう言っても私は規則を破り、一般人の君を巻き込んだのです。

断る道がありながら断らなかったのは私の判断であり罰です」

「××君は決して名乗りでないで下さい。

君だからこそ私は決心できたのです。

協力してくれた君へのせめてもの罪滅ぼしをさせて下さい」「しかし…」

「私なら大丈夫です!!本当にありがとう」

「わかったよ、俺のほうこそ本当にありがとう」

それから数ヶ月で私は転勤に鬼太郎も修行で、またどこかへ行きました。

ここまで辛抱強く読んでいただいた方、お疲れさまでした。ありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー ミルキーウェイさん  

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